しかしそのほとんどは、支配者イングランド、即ち、アングロ=サクソン人やノルマン人からの見解でした。 近年になってケルト民族の国、アイルランドやスコットランドの研究が、この日本でも日の目を見るようになりました。 しかしお忘れではありませんか、 ロンドンから列車で2時間のケルトの国、ウェールズを? 今、ロンドンからもっとも近い外国ウェールズからイングランドを眺めれば、これまで見えてこなかったイギリスが見えてきます。 |
『新自由主義は文学を変えたか―サッチャー以後のイギリス』 法政大学比較経済研究所/曽村 充利 編 《比較経済研究所研究シリーズ23》 定価:4725円(税込み) 出版 : 法政大学出版局 2008年3月21日発売 イギリスを大きく変えた、サッチャー時代からブレア時代までの文学についての論集です。マーガレット・サッチャーは首相の座に座った時から、それまでの福祉国家を建て直すために、様々な改革を強行してきました。その一歩も引かない姿勢から、「鉄の女」との異名をとったサッチャー時代以降に生まれた文学を、社会・政治・文化・思想の面から論じた論集です。 この時代の変革に敏感に反応した、スケールの大きな優れた文学が生み出されてきました。残念ながら日本では未紹介の作家・詩人がいるのも事実ですが、この論集はそれらの姿を鮮明に捉えています。 当サイトの管理人でもある私は、第V部「政治と詩人たち」で「炭鉱の消えた丘――グレート・ストライキおよび以後のウェールズの詩/詞」として、84年3月以降、その生活の基盤であった炭鉱閉鎖に直面した人々の姿から、南ウェールズの丘陵地帯から生まれた詩/詞を論じています。ストライキ中の詩から、廃村となった村で詠まれた詩まで、新しいウェールズの英語詩を扱っています。どれも日本未紹介のものばかりです。 なぜ炭鉱は南ウェールズで大きく扱われるのか? なぜ南ウェールズは孤立した戦いを挑まねばならなかったのか? ストライキ敗北後、変わり果てた村では何が起こったか――? 本稿ではこれらの疑問に対し、南ウェールズの炭鉱コミュニティやその廃村から生まれた詩から、ひとつの回答を導き出しています。 ウェールズ好きのみならず、イギリスに興味がある人にも是非読んでいただきたい内容です。特にマニック・ストリート・プリーチャーズ好きなら必読。 お近くの書店、または、amazonやセブンアンドワイなどのオン・ライン・ショップにてお求めください。 ※後日、詳細に紹介します。
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ウェールズ!?
カムリ! ――サイト&ウェールズ・ニュース (更新随時)、日本カムライグ学会へのお誘い、2008年新年のご挨拶、祝1周年:制作・著作者からの言葉―― |
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ウェールズ・・・ ? ――随想もしくは雑記: 現行(2008年)(更新随時)、2007年、2006年、2005年、2004年、 Yoshifum! Nagataの旅行記サイト―― |
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