随想もしくは雑記
――ウェールズに関する、あるいは、ウェールズに関係ない、筆者の雑念・2007年度版――



2007年12月31日(大晦日)
 現在、23時09分。珍しく、リアル・タイムで書こう。まだ仕事をしている(原稿の清書)ので、こちらに時間を割くわけにいかず、休憩中に書いているというわけ。

 23時11分。今日は昼間のブラフォードに始まり、ザ・タロ・シンガースによる『武満徹:混声合唱のための「うた」』、キース・ティペットを聴き、ビル・エヴァンスへとたどり着いた。その次はアルバ・ノトの『ゼロックス vol 1』である。今は、ジョン・コルトレーンの「エクスプレッションズ」。ついにこの時間にきて、閉めに入ったな。

 23時12分。いや、文章を書き直している間に、23時14分になった。この後、武満とマーラーの予定だ。では皆様、良いお年を。これをアップロードする頃は、23時16分になっているだろう。再び、仕事に戻りますね。

2007年12月30日(地下鉄記念日)
 地下鉄って、どこから入ったのか考えると夜も眠れない・・・ で一世を風靡した漫才師がいた。だが私の場合、そのようなことを考えずとも、夜は寝ている暇がありません。もちろん、朝も、昼間も。特にここ数日は年末ゆえ、やることが多く、猫の手も借りたいぐらい。それも10匹ぐらい。だが部屋は暖かいので、つれてきても寝てるだけだろうな。やれやれだ。

 1994年のこの日、炭鉱の民営化が完了した。1985月に炭鉱側がストライキで負けて以来、次々と国営の炭鉱が閉鎖されてきた。最後の炭鉱の委託先は、ケルティック・エナジー(Celtic Energy)という民間企業である。電話、国鉄などと同じく国営企業の民営化の一環だ。だが地域社会、特に炭鉱地域社会に与えた影響としては、群を抜いて大きかった。

2007年12月29日(国際生物多様性の日)
 参ったな。

2007年12月25日(クリスマス)
 メリー・クリスマス! Nadolig Llawen!! 本日がクリスマス当日である!・・・ が、既に世間は年末年始に傾倒か。

 ところで中世ウェールズの宮殿では、クリスマスの行事にあたり、王をはじめ官吏が出席する宮中行事がもうけられた。そこには司祭はもちろんのこと、バルズと呼ばれる(註:このサイトではこれまで「バード」と英語で記してきたが、以後、ウェールズ語のバルズに統一します。既に記載されているものに関しては、順次更新・訂正していきます)職業詩人が列席した。

 バルズは王侯貴族からも一目置かれ、また、庶民からは憧れの職業でもあった。彼らのうち身分の高いものは、宮中にギルド(職業組合)を結成して仕えた。その中でももっとも位の高いバルズは、ペンケルズと呼ばれた。彼が他のバルズともっとも異なったことは、宮中で催される宴や行事の席で「椅子」につけたことである。

 この椅子につくバルズが最高位というところから、ウェールズ国を挙げての祭典で一番の詩人に与えられるようになったのが「椅子」、即ち、アイステズヴォッドである。

 まあ、堅いことはさておき、クリスマス本番を祝おう。Nadolig Llawen!! 

2007年12月24日(クリスマス・イヴ)
 満身創痍。休日がない! 今日も仕事である。某新聞に「大学ではアンハッピー・マンデー」と出ていたそうだが、まさにそう。メールの返事も一部しかねて、かなり時が経つのも出てきた。緊急を有するには、何とか反応しているけれどね。

2007年12月17日(飛行機の日)
 質問@(友人より)「年賀状書きました?」――答。年賀状すら買ってないです。

 質問A(A大学の学生より)「どのような試験なのですか?」――答。君のところは試験が1月後半なので全く構想すらねっていません。

 質問B(B大学の学生より)「試験はどのような感じの・・・ ?」――答。1度に10個の試験問題を作成したので、個々には覚えていません。

 質問C「この間の仕事のことですが・・・ ?」――答。ごめんなさい! 頭パンパンになりながら、休みも返上して書いてますので。

 質問D「先日のメールの返事が・・・ 」――答。ごめんなさい! 出来る限り早く書きますので。

 質問E「カウンターがまた少なくなってますが?」――答。2日ぶりに来てみたら、コレですよ。やれやれだ。

 質問F(C大学の学生より)「(自分の)出席日数を知りたいのですが・・・ ?」――答。ほら、これ!(自分で管理しとけ!)。

 質問G「AOLはどうなんですか?」――答。AOL、仕事しろよ! 嫌がらせもほどほどにしてくれ。

 質問H「13日の註は・・・ ?」――答。日本のプロフィールを見ると、大学街のオックスフォードに行ったような印象を受けるが、デヴォン州のオックスフォードです。(つけ忘れ、ごめんなさい。それからその後の『ツインズ』は『ツイン・タウン』の誤りです)

 質問I「あの・・・ 」――答。ええと、それはですね!

 質問J(D大学の学生より)「試験はどんな問題が・・・ ?」――答。質問が出てそれに答える形式です(覚えとらん!)。! 

 質問K「質問Iが終わっていないのですが・・・ ?」――答。睡眠時間が・・・ 休みが・・・ 予定が・・・ (撃沈)。

2007年12月13日(双子の日)
 @。ナターシャ・マーシュという名に出くわした。クラシックとポップスをクロス・オーヴァーさせる、いわゆるサラ・ブライトマン型の新人歌手だ。10月に既に来日公演を行っていたらしいが、何でも「キャサリン・ジェンキンスに続く」という触れ込みで日本では宣伝したようだ。調べてみれば、生まれはウェールズはブレコン。しかし、彼女は1歳の時に家族とデヴォンのオックスフォードに移り住む。さて、彼女もウェールズ音楽の範疇に入れるかどうか。

 A。双子と言えば、映画『ツインズ』である。ストリーはいまひとつ。だが、現代南ウェールズの文化の描写はピカイチだ。丘から男性合唱隊、ウェールズ語への若者の軽視、イングランド人からの差別、はたまた南ウェールズという田舎の都市にありがちな猥雑さまでも、この一本に詰め込まれている。主人公の二人が、実は本当の双子ではない、という捻くれた設定も南ウェールズならではかな。

 B。もう12月半ば・・・ ?! 睡眠時間は相変わらず3時間をきるほどだが、休みまでもなくなった。まさに師走。もっとも迷走ばかりしていますがね。連絡が滞ている方々、申し訳ないです。もう少しお待ちを。順次、返事を書いてますので・・・ 。

2007年12月05日(バミューダトライアングルの日)
 朝、家を出るときに非常に焦ったこと。車の鍵がない! (見つからず、予備の鍵で車を運転する。どうも先日、車に忘れ物をとりに戻った後、家の中のどこかに放置したらしい。)

 昼、仕事場で非常に焦ったこと。カードキーがない! (大学の教室のマルチメディアを立ち上げたり、控え室入室の際に必要な鍵。ジャケットのポケットを探すが見つからず。普段、入れもしない鞄の置くから発見して事なきを得た)

 夜、帰宅して非常に焦ったこと。携帯用のUSBメモリーがない! (試験問題から書きかけの原稿、様々なUK資料などが入ったこのUSBがないと、仕事ができない。鞄の普段使用しないポケットから発見。さて、これで仕事が出来る。・・・ このまま見つからなかったほうが、仕事をせずに寝られたかもな。さてまた今日も3時間をきるのか・・・ )

2007年11月29日(議会開設記念日)
 おい本当かよ、と、わが耳を疑った「嬉しい」ニュースが舞い込んできた。28日付けのロンドン時事通信によると、約200年ぶりにイギリス連合王国の国旗であるユニオン・ジャックが変る可能性があるとか。――どこが嬉しいのだ、と思ったそこのあなた。ウェールズの国旗が、新しいユニオン・ジャックのデザインに組み込まれる可能性が出てきたのだ。これを喜ばずして、何とする?!

 ホッジ文化担当閣外相がウェールズのイギリス連合国内の地位を反映させる目的で、「(デザインの)変更を検討する」と発言した。もし実現すれば、ウェールズの「国」としての位置づけが、ワンランクあがることになる。

 現在のユニオン・ジャックは、作られた1801年からわずか200年しか経っていない「若い」国旗である。対してウェールズの国旗「レッド・ドラゴン」は、遅くともローマ軍がブリテン島から撤退した400年から使用されている。少なくともこの旗はチューダー王朝が開かれた際に、王ヘンリーがウェールズの大公(Prince of Wales)を兼ねる意味合いもこめて、イギリスの国旗とともに掲げられている。

 これだけ歴史をもった旗だ。恥じることはない。新たなるユニオン・ジャックの中心に、その龍を飾れよ!

 なおホッジ文化担当閣僚外相の発言を受けて、BBCウェールズでは新しい国旗のデザイン予想図を募集している。眺めてみると、過激なデザインが多いな。国民性か。

2007年11月27日(ノーベル賞制定記念日)
 おい、ちょっと待ってくれ、と言いたいのが、イギリスの鉄道の料金である。今年、旅行した方は随分と値上げしたことに驚かれたと思う。特にネットで前日までに予約をすれば£10〜20の切符が、当日、予約なしだと£50以上に跳ね上がるのには、誰もが驚きを隠せないだろう。

 しかし追い討ちをかけるように、来年の1月から、再び鉄道料金が値上げをする旨が報道された。4.8%から路線によっては14%の値上げを予定しているという。これでは、旅行で列車を使えないではないか。いや、現地に住んでいる人、特に通勤や通学で使用している人には大打撃だろう。やれやれだ。

 ちなみに、私からのメールの返事も、少し待ってください。お願いします(どさくさにまぎれて)。

2007年11月24日(オペラ記念日)
 2005年の今日、イングランドとウェールズではパブが24時間営業可能となった。当時、両国あわせて1000以上のパブが認可を得たということだが、果たして2年経った現在、実際に23時を過ぎて営業しているパブがどれほど存在するか。ほとんどのパブは昔ながらの23時で閉店している。

 話し変ってアメリカでは、ネット上で嫌がらせをした場合、軽犯罪とみなす法案が成立した。先日の一家ぐるみで13歳の少女を自殺に追いやった事件がきっかけだが、この事件は本当に呆れる話である。モラルを教える親までもが一緒になっていじめをしていたとなっては、もう法律による罰則に頼るほかないか。やれやれだ。加えて自殺まで追い込んでも、相手は軽犯罪に問われるだけか。やれやれだ。

2007年11月21日(インターネット記念日)
 ホー! ホー! ホー! サンタがレクサム(Wrexham)にやってくる! 本物のトナカイが引くそりに乗って、レクサムの町を行進するそうだ。サンタの家は、なぜかレクサムにあるらしい・・・ そういえば、ロンドンのハロッズにもある。どちらが本物なのだ。あちらはアングロのサンタクロースで、こちらはブリトン人のサンタクロースということなのかな。なお、サンタにあうには£3.00のチケットが必要とのことで、チケットは観光案内所で買うことができる。・・・ ふーん。

 インターネット記念日とは、1969年のこの日、インターネットの元型の公開実験がアメリカで行われたことに由来する。1969年と言えば、アポロが月に着陸し、トム少佐が宇宙の藻屑と消えた年だ。また、ウェールズ最有力レコード・レーベルのサインが、ダヴィズ・イワンやマイク・スティーヴンスらによって設立された年だ。この時代に、既にインターネットの元型が出来ていたとはね。驚きだ。

 驚くといえば、AOL。いや、怒りか。呆れも感じるが。AOLはまた今日、アクセス・カウンターをリセットしてくれた。すごいよな。会社ぐるみの嫌がらせをしてきているわけなのだから。なんて陰険な上に、傲慢なのだ? こう頻繁に嫌がらせを受けたのでは、こちらも黙っていることはない。

2007年11月20日(世界の子どもの日)
 1990年のこの日、時の首相マーガレット・サッチャーが保守党の党首の座を争い、ついに負けた。

 サッチャーはイギリス初の女性首相であり、福祉国家イギリスに自由主義経済を導入し、イギリスの経済を根本から立て直した。自らの強行的な改革のために、血も涙もない「鉄の女」と呼ばれた。

 それは小泉某元首相の「痛みを伴う改革」の非ではない。何しろイギリスの各地に広がる炭鉱を非経済的とし、1985年より後、次から次へと閉鎖したのだ。失業した炭鉱夫の数は、2万人にも登った。ウェールズでは、特に南と中部国境地帯に炭鉱が数多く開かれていたが、それらはひとつを除きすべて閉鎖された。

 現在、この炭鉱閉鎖を政府の強行的な手段として非難する向きが多い。確かに、炭鉱夫らの仕事どころか誇りまで奪った彼女の強攻策は、褒められるものではない。

 しかしながら、その実、炭鉱は国営化されて後、ずっと政府の補助金にによって運営されてきた。掘り出された石炭は、実際の価格より高い値段で政府に買い取られ、その金で炭鉱夫への賃金が支払われた。また海外に目を向ければ、遥かに安価な石炭が輸入することが出来たのである。

 かつて炭鉱の丘は、ぼた(註:石炭のくずなど)がそこら中に廃棄され、黒く染まっていた。炭鉱閉鎖から約10年をかけて、丘は緑を取り戻した。だが、そこにはかつての活気はない――炭鉱の村は過疎の村と化した。この村の様子は、ステレオフォニックスやマニック・ストリート・プリーチャーズらの初期アルバムで垣間見ることができる。

2007年11月19日(緑のおばさんの日)
 ウェールズではないのだが、本日、エリザベス女王とフィリップ大公がめでたく結婚60周年を迎えた。現在、カンタベリー大司教を務めるウェールズ人のロウアン・ウィリアムスは、式で「この結婚に我々が証人となり、調印させていただくことに、このお二人の公人に対して深い感謝の念を述べる」と挨拶をした。他に多くの要人が出席し、桂冠詩人のアンドリュー・モーションの詩をジュディ・デンチが朗読をした。なお結婚60周年のことを、diamond wedding、即ち、ダイアモンド婚と呼ぶ。ここまで来て初めて、硬く、美しく輝くということなのだろうか。

 ところで、冬が来たようだ。突然、外出時にコートが手放せなくなった。冬将軍の本格到来まではまだ余裕がありそうだが、それも時間の問題だろう。武満徹の「冬(ウィンター)」をかけながら、先に思いを馳せる。非常に美しい曲だ。意外に知られていないのだが、この曲は1971年、札幌冬季オリンピック記念演奏会のために書かれた。

2007年11月16日(七五三)
 ウェールズでは1953年のこの日、グリフ・リース・ジョーンズ(Griff Rhys Jones)が生まれた。医者の父を持ちながら、本人は喜劇俳優への道を歩んだ。日本での公開作品は少ないが、イギリスでは俳優として活躍するほか、脚本でも活躍している。

 アメリカの作家、アイラ・レビンが12日に亡くなった。ナチス残党によるヒットラー復活を扱ったSF作品、『ブラジルから来た少年』は日本のSF作家である星新一(のはず)が絶賛していた。映画でしか見ていないが、1976年の時点でクローンを扱ったこの作品はすごいと思う。

 日本にいる私は・・・ 忙しいな。本当に。「忙しい」というのも面倒くさいくらい、忙しい。何本も横槍は入るし。おかげで進行は遅くなるものの、着実に一歩一歩進めていますので。関係各所、よろしく。

2007年11月15日(七五三)
 1897年の今日、アナイリン・ビヴァン(Aneurin Bevan)が生まれた。労総を務め、政府の炭鉱閉鎖計画に対して果敢にも立ち向かった。彼は論争相手に「これが俺の真実だ。さあ、お前の真実を話してみろ」(This is my truth, tell me yours)と詰め寄った。それから約50年経った後、この言葉は自らのうちに流れる「ウェールズ性」の証として、マニック・ストリート・プリーチャーズが作品のタイトルに使用した。「南」ウェールズで生まれ育った彼らのウェールズ性は、やはり、南ウェールズのものである。

2007年11月13日(うるしの日)
 @。スタインバーガーのベースを久々に手に取る。家具からヒントを得たというカーボンネットのネックが出す音は、他のどのようなベースより素晴らしい。革新的なものが旧態に排斥されるのは、悲しいかな世の常だが、スタインバーガーも同じ運命を辿ることになった。

 A。BBCウェールズが1978年のこの日、本放送を開始した。1977年の1月から、BBCラジオ4の一部として放送され始めてはいたが、独立の放送局として電波に載ったのはこの日が初日となる。

2007年11月08日(レントゲンの日)
 @。9月9日付けの雑記に書いた「旅のトラブル」とは、機内預けの荷物が届かなかったことである。事の次第は、次の通り。

 ヒースロー空港でマンチェスター行きの飛行機に乗り換え、マンチェスター空港に着くと、トランクが届いていない。荷物が届いた際の発送の手続きをしてから、空港を後にしたが、それからトランクが私の手許に届くまで4日を要した。

 貴重品こそ機内持ち込みの荷物に入れていたが、それ以外のものは全てトランクの中である。予備のDATも、着替え、洗面用具やシャンプーなど全てが手許にない状態で旅を続けなければならなかった。一番困ったのは、充電器と眼鏡である。デジカメ、ハードディスク・レコーダーなど電化製品のほとんどは充電しなければ使えないものばかり。デジカメは騙し騙し使ったが、あと1日荷物が着くのが遅れていたら、完全に無用の長物になっていた。ハードディスク・レコーダーは、途中で電池が完全に切れた。

 また、眼鏡は車を運転するのに必要なのだ。だが昨年、機内に持込が禁じられていたこともあり、飛行機の乗り継ぎ時にトラブルがあっては困るので――乗り継ぎの際にも、厳重な手荷物検査がある――トランクに入れておいたのだ。これが仇になった。おかげで翌日にレンタカーでウェールズに移動する予定が、丸1日以上遅れることになる。

 唯一、心配せずに済んだのはフィルムである。一眼レフは、未だアナログを使用している。そのためX線検査での感光を避けるべく、常にフィルムは機内持ち込みにしていたのだ。おかげでシャッターを切ることに躊躇はなかったが、それでも三脚がなく夜景などが撮影できなかったのが残念である。

 ここに今、発表したのは、その後の苦情処理がようやく終わったということなのだ。遅延した荷物の扱いは本当にひどいものだった。だが、その後の苦情処理は的確なものであったと評価できる。願わくば、この苦情処理の一部分でも、遅延した荷物の処理にあれば、大事にはならなかったように思える。

 A。1867年の今日、ロンザ谷の炭鉱でメタンガスが爆発する事故があった。178人の炭鉱夫が命をこの事故で落とした。

 現在でこそ、炭鉱夫を英雄視する見方もある。だが炭鉱が隆盛を誇っていた時代には、死と隣合わせの仕事としても捕えられていた。だからこそ、男の仕事として考えられたのか。

2007年11月07日(知恵の日)
 @。小沢一郎って人は・・・ 。まさか辞意を翻すとはね。記者会見をテレビを通じて一部を見たが、「一体何がしたいのだ?」という印象は否めない。これでマスコミにまた叩かれ、辞意を翻したことを再び翻す、なんてことはないよな。それにしてもこの迷走を受け入れてしまう日本は、つくづく平和だと思う。

 A。1936年の今日、ウェールズのポントネウイニッズ(Pontnewynydd)でグイネス・ジョーンズが生まれた。彼女は力強い歌声のソプラノ歌手として名を馳せた。ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』でブリュンヒルデを演じた録音があるが、1983年にこのレコードはグラミー賞を勝ち得た。

2007年11月06日(アパート記念日)
 @。日本のこと。民主党の小沢一郎代表が辞意を表明してから、もう2日経つ。前回の安倍さんが総理を急に辞めた時、菅さんと一緒に責任追及を一番声高にしていたのは、彼ではなかったっけ? どこか矛盾を感じるのは、私だけだろうか。

 A。個人的なこと。どこかだるい。風邪の兆候はない。体力的低下の兆しもない。あるのはだるいという自覚のみ。たぶん、大学祭で飛び石4連休があったので、身も心もだれているのだろう・・・ 我ながら、やれやれだ。

 B。ウェールズのこと。1975年の昨日、日曜日飲酒禁止法(Sunday drinking rule)に対する国民投票が行われた。この禁止法は、キリスト教では安息日にあたる日曜日に、酒類の販売を禁止する法律である。2007年現在で126年もの歴史をもつ古い法律だが、36ある地区のうち30の地区が解禁に賛成した。

 南ウェールズや国境地帯では、かつてメソジストが隆盛を誇った。これが意味するのは、飲酒の禁止である。娯楽や飲酒をメソジストの説教師は禁じた代りに、信者に賛美歌の合唱を勧めた。このおかげで日曜日になるとウェールズは、歌で溢れかえったわけだ。エール好きで知られるウェールズも、この頃ばかりは賛美歌のほうに価値がおかれたのである。

 だが、20世紀になり、ふたつの大きな戦争を経験すると、ウェールズにも科学の時代が到来した。宗教よりも科学が信じられるようになった。人々の足は教会から遠のき、日曜日の飲酒も堂々と行われるようになったのだろう。堂々と、というのは、以前からも宿屋(イン)では日曜日にも酒を泊り客に提供していた節があるからだ。

 なおこの法律が完全に廃止されたのは、2003年7月22日のことである。

2007年11月02日(All Soul's Day)
 @。ああ、もう嫌になった! またAOLはアクセス・カウンターをリセットしてくれた。この2週間だけで、何度目だ? 

 A。都内某所の某PARCOでクリスマス・ツリーが飾られていた。つい最近までハロウィーン一色だったのだがな。おい、まだ一連のハロウの日は終わってないぞ?! 正確にはハロウィーン(10月31日)、ハロウの日、即ち、聖人の日(11月1日)、そして今日の魂の日で一塊なのだ。この他民族への配慮のなさ、異文化の自分勝手な曲解など、最近のこの国は本当に眼に余る。いや、考えてみたら異文化だけではなかった。意味のある祭日を動かし、日本古来の伝統たる正月や盆もないがしろにしてきた国だったか。

 B。関係各所、もう少しだけお待ちください。

2007年10月31日(ハロウィーン)
 @。ウェールズはバンゴール大学の研究者が、アイスランド沖で400歳にもなる二枚貝を発見した。世界最長の可能性もあるが、調べている最中に貝は死んでしまったとのこと。残念だが、急激な環境の変化に耐えられなかったのだろう。それにしても400歳とは! 一体どのような世界を、この二枚貝はこの気の遠くなるような時間の中で感じてきたのだろう。

  リンク:http://www.bangor.ac.uk/news/full.php.en?Id=382

 A。いや、何だね。上の貝と較べれば、何と人間は生き急ぐことか。本当、忙しい。いや、これは個人的な話だが。大学祭のシーズンだが、一息つけるかな? つきたいところだが。

2007年10月17日(貯蓄の日)
 結構疲れているかな。今、「ら」抜き言葉で書きそうになったくらい、疲れている。サイトの更新しようにも、先の事情から出来ない。今年に入って、この手の「不具合」はもう3ヶ月になるのではないか。正直にいって、これはもう「不具合」を超えている。やっていることは円天と変らない。不良品を売り続けそ知らぬ顔とは、AOLも地に落ちたものだ。実際に苦情には返答しようとせず、逃げ回っているばかりだ。

 ・・・ と、ここまで書いてFTPソフトを起動したら、接続が出来た! だが一過性のものの可能性もある。用心には用心を重ねねば。今まで何度もAOLには裏切られ、愚弄されてきたことか。ここ2週間の間には、私が知りうる限り、2回もアクセス・カウンターがリセットされているしな。急いで今あるだけはアップロードをしよう。それにしても、ああ、1ヶ月以上ぶりの更新だ。いや、嬉しいものだな。

2007年10月11日(鉄道安全確認の日)
 本当に困った。AOLがFTPソフトを受け付けないために、更新できない。記事などは書いてあるのに。困った。ここだけは踏ん張って、非常に回りくどく、間違いが多くおきる手順を踏んで更新しているが。苦情を書きつらねる時間もない。困った。

2007年10月7日(ミステリー記念日)
 まいった。時間がない。しかも、AOLは全く改善しない。武蔵野郵便局からは返答がこない。それ以前にやらなくてはならないことが次から次へと・・・ 。

2007年10月3日(ドイツ統一の日)
 まいったね。またAOLは不具合を出しながら、認めようともしない。少なくとも9月30日以来、FTPソフトを使用してアップロードできなくなっている。そのため更新ができない。このページだけは、何とか面倒な手順を踏みながら、アップロードしている。時間のある時ならばともかく、この方法を他のページにも適応するのは大変だ。

 ちなみに30日の郵便局は、武蔵野郵便局である。集配局というから、いわゆる本局である。本局でこれか?

2007年9月30日(クレーンの日)
 いやはや、いろいろあった二週間だった。昨日は11日ぶりの休日になるはずが、郵便局への苦情で費やされる。これは実名入りで、後で書きますよ。何しろ「書留速達で」と頼んだのに、いろいろと翻弄されたばかりか、単なる配達記録郵便にされた(速達抜き!)のだからね。朝、出校前の忙しい時間だったので、その場で確認できなかったのだが、こりゃ一体どうなっているんだ? 挙句に苦情は採り上げようともせず、上司には頑として取り次ごうとしないのだからな。これで郵政民営化だ。異常だね。

 いやはや、それにしても今日はバートン・クレーンの日だと思ったら、あちらのクレーンか。バートン・クレーンのほうが断然良いけどね。

 いやはや、最近、買ったCDの中で特筆すべきは、マイルス・デイヴィスのLive at the Monterey Jazz Festival (2007)である。1963年9月20日の録音だが、フェスティヴァルの熱気がスピーカーを通じて迫ってくる。

2007年9月21日(ファションショーの日)
 ラグビー・ワールド・カップ、ウェールズは日本代表に72-18で勝利!

2007年9月19日(苗字の日)
 安倍晋三氏が総理辞任を唐突に発表して以来、数日が経過する。現時点では公式サイトで一切その件に触れていない。また、辞職発表後の記者会見でも、突然の辞職理由は曖昧だ。そのため辞職理由については、様々な憶測が飛んでいるが――、ブッシュ大統領に頸にされた、が、本当のところじゃないかな。きつすぎる冗談だが。

2007年9月17日(台風襲来の特異日)
 普段の平日は、睡眠時間が3時間をきっている。そのため夢を見ることがほとんどない。しかし今日は、家でのみの仕事。出かける用事がない。朝寝だ。すると久方ぶりに夢を見た。

 ずっと連絡がなかった人が出てきた。懐かしく思っていると、先方は昔となんら変らぬ接し方をした後、これが最後と、消えていった。なるほど、そういうわけか。気にかかっていた部分が晴れた。・・・ それにしても寂しい夢だった。しかし夢には浄化作用があると聞いていたが、本当だな。

2007年9月12日(宇宙の日)
 現在、朝の5時。夜が明け始めてきた。あと2時間ほどで、あれから6年が経過しようとしている。あの日、仕事を珍しく早く終え、いつもより格段と早く寝る前に、ニュースを見ようとテレビをつけた。旅客機がビルに突っ込む映像を観て、何をしても眠れなくなった。

 それから手持ちのビデオ・テープをかき集め、まるで憑かれたようにニュース映像を録画した。テレビを消し、FMを流したらベルディとバッハが流れてきた。倒れるようにして眠った。

 その眠った時間まで、あと2時間をきった。あの日、あの数時間で、多くの人命が失われた。その数倍、いや、数十倍、ことによると数百倍の人名が、以後これまでずっとかの国だけで失われている。

2007年9月9日(救急の日)
 1ヶ月以上サイトの更新をしなかった理由。1ヶ月、イギリス及びアイルランド旅行に行ってきました! そのうち、ウェールズには約10日滞在し、北、中部(国境側)、南を主にまわりました。

 旅行のトピック。最大のトピックは、ウェールズ民族の祭典アイステズヴォッドに2日間とはいえ訪れたこと。次はヘッズ・ウァンかな。それともカーディフから、ロンザ丘陵を訪れたことかな。

 旅行のトラブル。ありましたよ・・・ ひとつ大きなトラブルが。これに関しては、後日報告(まだ一般公開できる段階ではないので)。

 天候。ウェールズ旅行中は、概ね晴れか曇り。ただし、北から南へと縦断した1日は、かなり降られた。カーディフの友人に聞けば、2週間ぶりの雨だったとか。それにしても北では長袖とジャケットが必要だったのに、南に来たとたんに半袖でいられるようになったのには、驚いた。北と南の分断、天候にもあり?

 ウェールズ以外のベスト3。 第1位:スコットランド北部のスカイ島の荒涼とした風景。 第2位:アイルランド西部のディングル半島の自然と遺跡群。 第3位:イングランド北部のピーク・ディストリクト。
 次点:ロンドンでのチューブ(地下鉄)のストライキにより、交通の麻痺。次々点:モンティ・パイソンの舞台化(事前に知っていれば、チケットを入手したのに・・・ )!

 現在。時差ぼけは当初からないものの、疲れがまだとれず・・・ 。そういえば帰りの飛行機でぐっすりと寝てしまい、朝食をもらいそこねそうになったことがあったな。これは時差ぼけのうちに入るかな? それにしても、仕事もメールの返事も遅い・・・ 。写真の現像もまだだな。

 将来。この旅行で得たものは、このサイトを含む様々な形で還元・貢献していきますので、お楽しみに!

2007年8月6日(広島平和記念日)
 ルーズベルトは、かつて「一番後悔していることは?」と尋ねられ、「原爆」と応えた。あのような悲劇がもう二度と繰り返されませんように。

2007年8月4日(はちみつの日)
 1962年のこの日、ウェールズ語協会が発足した。非暴力を詠った組織だったが、翌年2月のトレフェチャン橋での座りこみ運動など、実力行使も辞さなかった。現チャールズ皇太子のプリンス・オブ・ウェールズ叙任式には、テロを決行。しかしながら、未遂に終わった。この辺りが、IRAとは違うところである。

2007年8月3日(はちみつの日)
 あれ、寝たのいつだったかな? 

2007年7月28日(第一次世界大戦開戦記念日)
 忙殺。前期の授業は昨日で終了。試験がまだあるけどね。しかし忙殺は続く。最後に1日休んだのはいつだったか? まとまったた文章を書く時間の確保が難しい。関係各所、もう少しお待ち下さい。申し訳ないです。

2007年7月26日(日光の日)
 このような暑い夜には、やはり熱いパワーがほしい。ジョン・コルトレーンの「マイ・フェイヴァリット・シングス」や、マリリン・マンソンの「ビューティフル・ピープル」などが良い。もちろん、前者はライヴに限る。ニューポートでのライヴや、エリック・ドルフィーと一緒に演奏しているライヴが良い。ラスト・レコーディングも良いが、先にあげたものの方が夏にはあう。これはこれでまた違った聴き方を要求されるからな。

 最近、特に気になることのひとつに、過剰なほどの冷房があげられる。クール・ビズなどは形式だけで、実際には上着を着ていても寒さで体が震えるほど冷房がかかっている場所も、珍しくはない。特に電車内はすごい。電鉄会社はあれをサーヴィスだと思っているらしい。だが私のような人間には拷問である。そのように感じている人は多いはず。

 今まで黙っていたのだが、夏になると非常に気になることがある。それは「暑い」を連発する人。この言葉を連呼する人に限って、言い方が非常にいやらしい。加えて、たいして暑くないのに連呼する。おかげで周囲の人間が不快感を感じている。だが、そういう人間に限って気づかないのだな。いやはや。他人のふり見て我がふり直せ。肝に銘じておこう。

 イギリスの南部で雨による被害が甚大である。一部では洪水が起こり、町や村は水没。衛生環境が悪化し、飲み水の確保に追われているとか。何でも給水車が村の細い路地を入っていけないらしい。このようなことが原因で、後に街並みを壊して道路を広くするのが日本。それでも街並みを残すのが、イギリスである。

 1967年の明日、ウェールズ語法がようやく通過した。これにより一部限定つきではあるものの、ウェールズ語は公用語として英語とほぼ同等と認められた。しかし禁止からすでに400年以上の歳月が経っていた。

2007年7月25日(夏氷の日)
 いや、すごい技術が開発されたものだ。1枚のホログラムに、100以上の画像を記録することが出来るようになったとか。これで約3秒のアニメーションが可能とのこと。しかもコストが1枚8円というのだから、驚きである。近未来SFで見た、街中にホログラムのCMが溢れる日も間近かな。

 ウェールズではないのだが、1978年の今日、イギリスはマンチェスターで世界最初の「試験管ベイビー」の誕生が公表された。まさに未来の技術であり、不妊に悩む夫婦には朗報だったことだろう。しかし今、医学はクローン技術にまで手を染めている。さて、人間はどこまで行くのか。神の領域にどこまで迫るのか。はたまた、神の領域を狭めることになるのか。

2007年7月21日(自然公園の日)
 三島由紀夫『鏡子の家』を、遅ればせながら先日読んでいた。いや、やはり、すごいね。冒頭から鮮明なイメージが展開され、どこを切っても美しい情景が現れる。彼の言葉の力はすごいもので、一度ページを開こうものなら、途端に鮮明な画面が目の前で広がる。これぞ天才の美学、文学である。どこぞの都知事気取りの買文家など、足元にも及ばぬ。三島とは違うが、ページを繰ると同時に時代の匂いまで芳せた安部公房も、三島を読んでいてやはり天才だったと改めて思った次第。

2007年7月19日(女性大臣の日)
 @1958年のこの日、ウェスタン・メイル紙において、ウェールズ著名人16名によるウェールズ語テレビ放送を求めた手紙が掲載された。

 当時はまだウェールズ語法令が通過していなかった時代である。また、サンダース・ルイスがウェールズ語を救うために国民に訴えたラジオ放送「言葉の運命」も、放送されていなかった。だが、著名人はこの時すでにウェールズ語の運命を悟っていたのだろう。

 Aデレク・ベイリーの遺作であり、ギター独奏を集めたStandards (2007年)は、心底、すごい作品だと思う。

 ジャズ・スタンダードなど多くの人が知るメロディから、即興演奏によるその解体を経て、別の次元にたどり着く曲は、幸か不幸か録音技術の発達とともに数多く残されてきたが、これはその逆を行く。即興演奏に始まり、スタンダード曲にたどり着くのだ。このアルバムを聴いていると、その過程が偶然ではなく、必然に聞こえてくる。また、それがこの上なく美しい。即興演奏という精神の暗部に暗部の表象から、まるでそこに眠るスタンダード曲が呼び覚まされるようだ。

 20世紀を代表する現代音楽の作曲家、武満徹の複雑に音が積み重ねられた作品の根底に眠る、「歌」の姿を垣間見た時と似た感動を本作に覚える。

2007年7月12日(ラジオ本放送の日)
 @まずいな。かなり、きている。睡眠時間が3時間を切っている。それは良いとして(よくない)、くだらないことで騒ぎ立てる人(実は雑記がかかれなかったのは、その人のせいだったりする)に、まじに腹をたてたりも。普段なら、こんなことないのだが。うーん。大丈夫?かな? 待ち人来たらず、だしな。

 A1905年の昨日、ロンザ谷にあるイギリス連合炭鉱で、爆発事故がおきた。122人の尊い命が、失われた。

2007年7月10日(納豆の日)
 @1929年の今日、ブラエナヴォン(Blaenavon)近くの炭鉱でメタンガスが爆発する事故があった。死傷者18人を出す、大惨事だった。ウェールズ=炭鉱の形式が成り立つなかで、死と隣り合わせの仕事を選ぶことは、肉体労働者にとって誇りでもあったのだろう。

 A忙殺・・・ 。今の私にとって、時間の流れは速すぎる。

2007年7月7日(七夕)
 @今回のロンドンでのテロ(未遂)及びグラスゴー空港でのテロの犯人が、いずれも医者もしくは医療関係者だという。何とも、まあ、やりきれない話だ。同時に、かつてここ日本で起こった地下鉄テロ事件の主犯格が、いずれも理系・高学歴の人間だったことを考えると、高学歴の人間が抱える精神のもろさを感じずにはいられない。

 A1994年のこの日、ウェールズの守護聖人を奉る大聖堂のある聖デイヴィッド「町」が、「街」になった。つまり、town がcity に昇格したのである。これにより、ブリテン島でもっとも小さい「街」が誕生した。

2007年7月6日(サラダ記念日)
 疲れている時に聴きたくなる音楽:ステレオフォニックス『ワード・ゲット・アラウンド』。 酷く疲れている時に聞きたくなる3枚:ジェフ・バーリン『パンプ・イット』、イエス『危機』、ペンデレツキ『聖ルカ受難曲』。

 夏が近くなると聴きたくなる音楽:ドアーズ『ジ・エンド』、ピアソラ『ブエノス・アイレスの四季』、ヴァン・ヘイレン『5150』。

 夏になると聴きたくなる音楽:渡邉香津美『MOBO』、武満徹「海へ」、ショーソン『リラの花咲く頃』。

 最近、朝、電車でよく聴いている音楽:バッハ『マタイ受難曲』、ワーグナー『パルジファル』、キース・ジャレット『ザ・カーネギー・ホール』。

 現在、車で2番目の常備品となる2枚:ビル・エヴァンス『サンデイ・アット・ヴィレッジバンガード』、フィーダー『プッシング・ザ・センシズ』。加えて、デレク・ベイリーのどれか1枚。

 今、聴いているのは、ジェフ・バーリン『パンプ・イット』。何しろバーリンがまだ尖がっていた頃の、脂ののりきった作品である。早弾き、変拍子、ファンクと何でもござれだ。そして超絶テクで、最高速で駆け抜ける。悪いわけがない。が、なるほど。これが聴きたくなるということは、そういうことか。

 七夕の前日がサラダ記念日とはね。なるほど。サラダ記念日を読むならば、一緒に筒井康隆の「カラダ記念日」も併読されることを強くお勧めします。

2007年6月29日(星の王子さまの日)
 @ウェールズはどこもここ1週間の気温が、最高で19℃である。逆にここ東京は、熱帯夜になるやも、という暑さである。

 A星の王子さまと言っても、三遊亭円楽ではありません。アントワーヌ・ド・サンテグジュペリの誕生日です。わかるかな。

 B。コルボ指揮の『バッハ:マタイ受難曲』(1982年録音)にはまる。かなり以前から愛聴していたCDだが、聴きなおして新たなる魅力を発見した。とにかく、音に包まれる感触が良い。演奏も、素晴らしいのはもちろんのことだが、この音響がずば抜けている。武満徹が病床で最後に聴き、宗教を超えた感動を覚えると言わしめたこのマタイ(註:指揮者・演奏家・録音は異なる)、やはり最高である。個人的には、ペンデレツキの『聖ルカ受難曲』も別の意味で素晴らしいと思うが、バッハのマタイを超える曲はそうそうない。

2007年6月28日(貿易記念日)
 1960年のこの日、アバーティスレイ(Abertillery)にある炭鉱シックス・ベルズ・ピットで、メタンガスによる爆発が起こった。従事していた炭鉱夫は全員、死亡した。現在では南ウェールズの炭鉱は文化形成など良い面ばかりを強調される。だが炭鉱地帯では、このような爆発事故や地盤落下など、問題は絶えなかったのも事実である。

 ウェールズで編まれた炭鉱に関する詩とショート・ストーリーのアンソロジーを読んでいると、84年の炭鉱ストライキ以前は、これら負の面を悲劇的に強調した作品が目立つ。中には危険な炭鉱に最愛の息子だけは従事させたくない、という母親の心境を詠った詩もある。

 逆にこれだけの危険と常に隣りあわせで生きる炭鉱夫たちが、子供たちの間で英雄視されたことは想像に難くない。だが、炭鉱は閉鎖された。炭鉱夫には敗者のレッテルが貼られた。その跡地には、元炭鉱夫たちの誇りと過去の栄光だけが残された。その子供たちの夢は砕かれ、行き場のない怒りと退廃した雰囲気が村に漂う。そして85年以後、元炭鉱の町で編まれたアンソロジーには、その凶暴ながら、退廃的な行き場のない思いが閉じ込められている。

2007年6月25日(住宅デー)
 ああ驚いた。仕事中に、起動していたプログラムを閉じることが出来なくなった。その後、強制終了し、何度か再起動をしたが、今度は一切、プログラムが起動できなくなった。マウスのカーソルは動くし、右クリックは可能・・・ 。一体どうしたのだ、と、かなり焦ってセーフモードで起動するも、解決せず。

 匙を投げかけた時、ふと気がついた。このところ、マウスの左クリックの調子が悪かったのである。そこでマウスを少し掃除してみる。すると全てが元通りになった。・・・ 要はマウスの調子がおかしかったのだ。それでソフトが起動することができなくなり、パソコン本体が駄目になったと疑ってしまったのだ。やれやれだ。

2007年6月24日(UFO記念日)
 新聞より。大仁田厚参院議員が、1期限りで議員引退を表明した。いわく、「国民が求めているのは付け焼刃で法案を通すことでなく、慎重審議だと思う。」。その通り。つけ加えれば、国民は「付け焼刃」の議員など最初から欲していないし、期待もしていない。政治の素人が、2、3年議会に出席したぐらいで現状を変えられるなど、誰も思っていない。世の中はそれほど甘くない。それくらいのことは、国民は知っている。

 UFO記念日について。1947年にアメリカで初めてUFOが目撃されたことにちなむ。その後、UFOは「空飛ぶ円盤」とも呼ばれ、市民権を勝ち得たのは、ご存知の通り。47年7月には、例のロズウェル事件が起こっている。73年には空飛ぶティーポットに乗って「ラジオの妖精」が現われ、英雄ゼロに悟りの道へと歩ませたことは、デヴィッド・アレン率いるゴングが描いている。

 そしてウェールズでは、1974年1月23日にUFOの墜落事件が起こっている。ウェールズ版ロズウェルとも呼ばれるこの出来事は、23日午後8時に1機のUFOが北ウェールズのバーウィン山(Berwyn Mountain)に墜落し、人間のものではない遺体が発見されたというものだ。何かがバーウィン山に墜落したのは事実で、衝撃直後には、隕石かジェット機ではないかといわれていた。なおバーウィン山はスランゴスレンの近くに位置するが、この北東ウェールズではUFOの目撃時間が少なからずあるらしい。

 真偽のほどはさておき、この日の8時38分にマグニチュード3.5を記録する地震が、辺りで起こっているのは確かである。地震のない国で起こったこの揺れの原因が、先のUFO墜落のものとする人たちもいるのも事実である。

 先日の話。Adobe Reader 7.0を8.0にアップグレードした時、公式サイトよりダウンロードしたアップグレード用プログラムを、マカフィーが「トロイの木馬」と断定。Adboの公式サイトだと思っていたが、果たしてフィッシングのサイトだったか。それとも、マカフィーは所詮プログラムか。一体、どちらを信じたらよいのだ。

 東京にて。雨だ。小雨程度だが、雨だ。

 注釈@。ロズウェルとバーウィン山での事件は、実際にあった話である。英雄ゼロの話は、惑星ゴングで語られる、云わば神話である(ご存じないかたは、AmazonやHMV、Tower Recordsのサイトなどで、ゴングをキーワードに検索してみてください)。

 注釈A。後日、マカフィーに問い合わせたところ、Adobe をアップグレードする際に一緒にインストールされたAdobe Photoshop Miniというプログラムが、「トロイの木馬」と同じ働きをするプログラムとマカフィーが判断してしまうとのこと。つまりこのプログラムをインストールしないか、インストールした場合、アンインストールすれば良いとのこと。何だ、この結末は?!

2007年6月23日(沖縄慰霊の日)
 @イギリスの現首相トニー・ブレアが、どうも退任と同時にカソリックに改宗するつもりらしい。本人はこれまで英国国教会で、家族はカソリックとのことだが、なるほど、北アイルランド和平に向けた動きの原動力はここにあったのか。

 ありていに言ってしまえば、アイルランドで問題になっているカソリック(アイルランド原住民)とプロテスタント(イギリス本土からの移民)の対立が、ブレア家では仲良く手を結んでいたわけだ。U2のボノの両親と同じ形式だが、果たして、その一方が他方に改宗するとどうなるか。

 Aここ東京では、傘が手放せない。今日など梅雨らしく、台風一過のような快晴である! 散歩にはもってこいだ。今年は本当に梅雨らしい・・・ と、天候に嫌味を言ってもしょうがないのだが。地球温暖化の影響か。それとも、地球の軌道が長い年月をかけて、徐々に動いているのか。梅雨を経験せぬ前に、打ち水をせねばならないような気候が事実上訪れている。これが日本アジア化の一旦ならば、問題ないのだが。

2007年6月22日(かにの日)
 @朝降った雨が、夜には止んだ。さすが、梅雨である。・・・ 本当に雨乞いの必要があるのではないだろうか。大事に至る前に、予防策をとっておいたほうが良い。特に東京は、日常のルーティーンから逸脱したことへの対処は、非常に不得意なのだから。

 Aピーター・ガブリエルに駄作なし、は、本当である。聞き返してみて、中でもシンバルとハイハットを完全に排除した音作りの3枚目と、真っ向から音楽に向かう4枚目のすごさが、時代を超えて訴えてくる。自己の内面に爪を立て、その内部をさらけ出す2枚目や、様々な愛の形を語る『US』も素晴らしい。マヌ・カッチェのグルーヴィなドラムも良いね。

 B蟹といえば、ウェールズには特に北のホーリーヘッドや西ウェールズで、蟹料理が古くから伝えられているそうだ。そしてウェールズ語で蟹を指すのは、Crancである。Crancといえば、ウェールズ・フリー奏者のロードリ・ディヴィスが、姉、NikosVeliotisとともに組んだバンドの名前でもある。ソロやデュオで来日しているロードリだが、そのうち、何らかのグループで来日してくれないかな。

2007年6月21日(スナックの日)
 @先日、東京は梅雨入りした。おかげで、梅雨らしい、日照りの日々が続いている。ほぼ連日真夏日であり、昼夜を問わず降雨がなく、大地は渇ききっている。山地では冬に降雪が少なかったために、ダムの水位も下がっている。水不足が既に叫ばれているが、アスファルトの下の土は干上がっているのではないだろうか。雨乞いの儀式が必要か。それとも某良純氏が「これから日照り続きです」と天気予報でもしてくれたら、雨が降るだろうか。父親が全く役に立たないのだから、息子の1人ぐらい、都民の役に立つことをしてもばちは当たらないだろうに。

 AGoogle の地図、それも衛星からの写真を表示させていると、瞬く間に時間が過ぎ去る。特に、海外は駄目だ。仕事を忘れて夢中になってしまう・・・ !

2007年6月16日(ユリシーズの日)
 @14日にここ東京は梅雨入りした。梅雨入りらしく、翌日から快晴である。本日16日などは、真夏日だ。風もなく、強い日差しが照りつけている。室内ですら、27度である。今年は冬に雪が非常に少なかったため、水瓶が既に乾き始めているとのことだが、ここ東京の大地は既に干上がっている。

 A某ウィルス対策プログラム(マカフィー)では、ユーザーが年間契約でプログラムを使用する仕組みになっている。何ともご親切なことに、その会社ではその年間契約を自動更新してくれるプログラムを製作し、勝手に個人個人のパソコンにインストールしてくれている。もちろん、こちらの知らぬうちにだ。料金の請求に関しては、いわく「お客様にご登録いただいたクレジットカード情報をもとに自動的に処理(課金)されます」。何かおかしくないかな?

 B待ち人来たらず、かな。CDは見つかったけれどね。

2007年6月13日(小さな親切の日)
 @1938年の今日、グウイン・ハウエル(Gwynne Howell)がスウオンジーの近く、ゴーセイノン(Gorseinon)で生まれた。バスとして世界規模の成功を収めた彼の声は、オペラ・ファンならば一度ならずと聴いたことがあるのではないか。

 A待ち人来たらず? 失せもの見つからず? とにかくCDを一度部屋で見失うと、発見するのが難しい。ほとんどのCDは分類されてあるのだが、まぎれてしまうと、再びそのCDに出会うのは至難の業だ。しかし夜になって風が湿ってきたな。ぼちぼちか。

2007年6月6日(恐怖の日)
 まずは更新が出来なかったことについて。体調を崩したり(ご心配をおかけしました)、仕事が重なったりとした(嬉しい悲鳴)ことが要因の一部ですが、一番大きな原因は、AOLにあります。

 4月12日より5月30日までの長期間にわたり、サーバーのAOLに不具合が生じ、ドメインに新しいデーターを送信することができなくなってしまったのが最も大きく、かつ、重大な原因です。つまり、ユーザーがデーターの送受信を出来ない状態にし、そのままの状態にAOLが放置したため、サイトの更新が出来なかったのです。AOLを使用の方は既にご存知だとは思いますが、自社の提供商品に不具合が起きた際のAOLがとる対応は、「顧客無視」「暖簾に腕押しの無責任対応」「アメリカの責任との言い逃れ」です。今回もその例に漏れず、こちらがいくら苦情を言っても、「ご迷惑をおかけしておりますこと、お詫び申し上げます。」と定例文を返信メールにコピー/ペーストして送るだけで、いくら経っても復旧のめどが立たず。

 以下のように雑記(日記じゃないですよ!)は書き続けていたのですが、このような事情もあり更新が出来ませんでした。おかげでウェブ上で3周年を祝うことも出来ず・・・ 。

 ともあれ、これからも弊サイト「ウェールズ?! カムリ!」をよろしくお願いいたします。

2007年6月1日(写真の日)
 麻疹による休校ラッシュが、遅まきながら私の周辺にも訪れた。かかった方、お大事に。

 最近観たDVDの中で白眉は『パプリカ』だ。あの長い筒井康隆の原作が、見事そのエッセンスだけが抽出されている。それでいて、粗筋だけを追っているような雑なつくりではない。

 人の夢の中に潜る精神科医が主人公の本作では、アニメという特性を生かし、人の夢の曖昧さを鮮明に描き出している。夢と現実が一線を越えてクロスするところなど、見事。コンピューター・グラフィックスでも可能だろうが、果たしてここまでリアルに夢を描けるか。非現実味が強調されて、かえってしらけるかもしれない。日本の映画の中では、稀に見る完成度だ。平沢進の音楽も、最高に映像にあっている。劇場で見逃していたのだが、それが本当に悔やまれる!

2007年5月23日(ラヴ・レターの日)
 大友良英らによるGROUND-ZEROの1992年のライヴがリリースされた。すごい! ノイズの嵐とはまさにこのことだ。一瞬、ヨーロッパ・フリーのPeter Brotzmannを思い出しもしたが、これは全く異質。オリジナルティ溢れる作品だ。ハードな音楽をお好みの方には大推薦だ。だが、はたして、聴くことが出来るかな。いや、耐えられるだろうか。

2007年5月19日(ボクシング記念日)
 某学会の大会を欠席し、ポップカルチャー学会の理事会へ。偶然にも、帰宅前に『麦の穂を揺らす風』のDVDを見つけ、購入した。まさかこの日に買うとはね。

2007年5月8日(「ウェールズ?! カムリ!」公開記念日)
 ・・・ だったのになぁ。

2007年5月7日(博士の日)
 ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア主演の公開中の映画『ラブ・ソングができるまで』は、かなり楽しめる映画である。ワム!やa-haをモデルにしたような曲が飛び出したりして、80年代を知っている人にはニヤリとするシーンも多い。

 すぐに歌詞や曲が出来たりと話が都合よすぎる、と、目くじらをたてるむきもあるだろう。だが、それ以上に業界に首の皮一枚で繋がっているような、ヒュー・グラントが演じるかつてのスターの姿がリアルだ。業界の裏事情や、適度に絡まった人間関係が、ストーリーのスパイスになっている。ヒュー・グラント主演映画の中で、ベスト・スリーに入る映画だと思う。もちろん他の2作は、『ウェールズの山』と『ノッティングヒルの恋人』である。・・・ ここまでウェールズ贔屓が来ると、我ながら立派かな。

2007年5月5日(端午の節句)
 ビョークの新作『ヴォルタ』はすごい! 今年出た他の新作アルバム全てを蹴散らすほどの衝撃だ。以前、『ヴェスパタイン』の「ペイガン・ポエトリー」にえらく感動したが、それ以上に心を揺り動かされた。彼女自身の完成した(と誰もが思っていた)世界の根底を自ら揺さぶり、その世界の軌道に新たなるベクトルを見出してしまった。恐らく遊び心も入っているのだろうが、この革新性はビョークが並みのアーティストでないことを証明するに値するものだ。

2007年5月4日(みどりの日)
 いつの間にか4月29日の「みどりの日」が「昭和の日」となり、本日が「国民の休日」から「みどりの日」になった。ハッピー・マンデー以来、この国では祝日の由来はどうでも良くなったようだな。それにしても最近の大学では月曜日の祝日は、授業数確保のため授業が行われるので、全然ハッピーではない。

 ここ数週間の間、つねにはまっているのは実はビル・エヴァンスだったりする。アメリカで生まれ育ったウェールズ人の彼のピアノの節回しは、時にエヴァンス節と呼べるほど独特だ。この独特さが聴いていて鼻につく時もあるのだが、今はそれがかえって心地よい。特にソロ・ピアノの『アローン』は良いね。エヴァンス初となるソロ・ピアノ集だが、それだけに緊張感が伝わってくる。そのような瞬間をとらえた、まさに録音ならではの至高の芸術である。

2007年5月1日(メイ・デイ)
 最近観た映画(DVDも含む)の中で、一番記憶に残っているのは『ハンニバル・ライジング』である。ウェールズきっての名優、アンソニー・ホプキンス演じる殺人鬼レクター博士誕生までを描いた作品だ。作品世界が完結した後にその誕生までを追う、所謂『スター・ウォーズ』形の映画だが、前作の『レッド・ドラゴン』のように、ホプキンス自身が若い頃のレクター博士を演じるわけには行かなかったようだ。レクター博士の青年期は、フランス人の若い新人俳優が演じている。

 この若い俳優が、後にホプキンス演じるレクター博士になると思うと、「トンビが鷹を生んだ」という諺や、『醜いアヒルの子』といった童話を思い起こさずにはいられない。そこが『スター・ウォーズ』と違うところで何ともスリリングだ。しかしそれにしても、この映画はレクター博士の過去を探ることで、レクター博士の行為を正当化してしまった。こうなると、魅力が薄れるな。

2007年4月26日(リメンバー・チェルノブイリ・デー)
 最近坂本龍一との共演でもお馴染みの、アルヴァ・ノト(Alva Noto)の新シリーズXERROXがすごい。

 ホテルやコンビニ、はては電話の保留音などあらゆる現世界に溢れる音(所謂ノイズ)をサンプリングし、加工して作品を創り上げている。それがタイトルの『ゼロックス』、即ちコピーになる。しかしそれは言われなければわからないほど現世界のノイズは、サンプリングという楽器の「音」に加工され、その音が創造的かつ有機的に結びつくことで、それぞれの収録曲を構成している。少々停滞気味だった、最先端の音楽であるミニマル・ミュージックに新しい方向性を見出した作品と言っても過言ではないだろう。なお本作は第1弾で、以降のシリーズが大変期待される。

2007年4月23日(サンジョルディの日・世界本の日)
 スペインのカタロニアにある、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを送る風習にちなんだ日である。聖バレンタイン・デーみたいなものだが、はすに構えてみると「男は教養もなくちゃ駄目」と女性に言われているようで、おかしくもある。ちなみにカタロニア「地方」という表記を良く見かけるが、カタロニアはウェールズと同じ立場なのだ。即ち、王国である。このような呼び方は、もう改めたほうがいいと思う。たとえば、「アメリカ合衆国の日本地方」と呼ばれた嫌でしょう?

 先日、指揮者セルジュ・チェリビダッケの1986年に人見記念講堂で行われたライブ録音のCD(ALTUS/ ALT140)を聴いたが、これが素晴らしい。『展覧会の絵』目当てで買ったCDだが、それよりも冒頭にもってきたシューマン「交響曲第4番二短調」が白眉の出来だ。聴いていると、思わずその世界にのめりこむ。最近買ったCDの中でも、郡を抜いて素晴らしい。

 それにしてもこの忙しい時に、何と言う厄介なCDを出してくれたものだ。仕事が手につかんじゃないか。

2007年4月21日(大師の縁日)
 リハビリ中、かな。

2007年4月19日(聖エクスペディトゥスの祝日)
 忙殺。・・・ しかしまだ駄目だな。

2007年4月17日(恐竜の日)
 時は無常だ。過日(4月11日)、アメリカ人作家のカート・ヴォネガットが死去した。『スローターハウス5』や『猫のゆりかご』、『タイタンの妖女』などの長編小説で知られるヴォネガットの名は、アメリカ文学という枠を超え、その時の流れに逆らい、語り続けられることだろう。彼の独特の擬音とメモのような短い段落が織り成す唯一無二の世界は、その軽妙な文体とあいまって多くの人に影響を与えてきた。かくいう私も、『デッドアイディック』に触れて以来、影響を受け続けた1人である。中でも『タイタンの妖女』や『タイムクエイク』『ガラパゴスの箱舟』は、お気に入りの本である。

 彼の逝去に触れたことだけが原因ではないが、最近、特に時の無常さと平等さを感じる。時は無常にも人を変える。その肉体ばかりか、心までも――。

  Ni ddaw doe byth ―― 昨日は決して戻らない。
   (ウェールズの諺より)

2007年4月8日(イースターの日曜日)
 ※削除しました。※

2007年4月2日(国際子どもの本の日)
 先日の論文を書き直す。30枚以上でも良いとのありがたいお達しが出たため。40数枚で脱稿。

2007年4月1日(エイプリル・フール)
 ウェールズの諺。

   Doeth dwl tra tawo ―― 静かにしている時愚者は賢い
   Ni chel ynfyd ei feddwl ―― 愚者は己の考えを隠さず

 (参考:Paul Barret, The Wisdom of Wales - A collection of proverbs, (UWIC Press, 2001))

2007年3月30日(国立競技場落成記念日)
 ウェールズ炭鉱閉鎖とその後に詠われた詩/詞に関する論文脱稿。30枚。

2007年3月26日(カチューシャの歌の日)
 話題@。ついに先日、ウェールズ伝説の雄『マビノギオン』のSioned Daviesによる新英語訳が、オックスフォードより出ました。Sioned Daviesはカーディフ大学のウェールズ語の教授で、これには注釈のほか、人名・地名解説がついている。

 話題A。原稿と論文の併走。前者は清書の暇がなく、後者は切り詰めに追われる。

2007年3月25日(電気記念日)
 後期のみだが教えに行っていた短大が閉鎖になるとあって、最後の卒業式に参列した。考えてみれば私も仕事がなくなるわけで、私にとっても卒業ということになる。関係者の方々へ。短い間でしたが、大変お世話になりました。非常に楽しかったです。良い経験にもなりました。またお目にかかれる日まで。

2007年3月17日(聖パトリックの日)
 翻訳の要約脱稿。2章分あわせて40枚。

2007年3月15日(世界消費者の日)
 やはり書けん。

2007年3月12日(サイフの日)
 原稿の下書きを続ける・・・ が、清書をする時間がない。体力も精神力もない。やれやれだ。

 1881年のこの日、ウェールズでラグビー・ユニオンが結成された。まだ当時イングランドではラグビーは裕福な階層のスポーツだったが、ウェールズでは労働者層に人気のあるスポーツだった。

2007年3月3日(雛祭り)
 翻訳脱稿。114枚。

2007年3月1日(聖デビッドの日)
 ウェールズの守護聖人、聖デビッドの日です。

2007年2月23日(富士山の日)
 仕事が手につかない。調べものをしているうちに、気づくと他の事を調べている。文章を書こうとすると、手が止まる。時計を見れば、時間が過ぎている。まずい、のは、わかっている。わかっているが、ただ時だけが過ぎていく。精神的に――かなり参っている。

2007年2月22日(猫の日)
 ロンザ・カノン・タフ(Rhondda Cynon Taf)で、第1回詩人コンクールが行われる。ウェールズ詩コンクール(Welsh Poetry Competition)と呼ばれるこの大会、賞金の最高額は£100だそうだ。審査員に詩人のJohn Evansを招いている。エントリーには£3かかるが、言語は英語だそうだ。自身のある方は、挑戦してみてはどうだろうか?
  リンク: Welsh Poetry Competition

 ・・・ 実はこのようなことを検索して書けるほど、精神状態が良くない。非常に――いや、言葉では表せない。

2007年2月18日(嫌煙運動の日)
 22時31分。仕事合間の息抜きに書いている。写真館を更新しようと思っているのだが、中々できない。旅行記も2年分、書けていない。合間合間にできることは、やっているのだが。今日のブレイクは、コーヒーとチョコレート。眠れなくなるぞ!?(もともとか・やれやれだ)。

 1899年の今日、マーヴィン・ジョーンズ(Mervyn Johns)が生まれた。メルヴィンと書きたいところだが、そうもいかないか。映画俳優として知られる彼だが、最初は役者の夢を諦め、歯医者になるつもりだったらしい。しかし愛妻が夢を諦めないようにと説得し、歯医者への道を止めたというのだから、世の中どう転ぶかわからない。『白鯨』や『四重奏』など文芸作品をはじめ数多くの作品に出演しているが、中でも評価が高いのはオムニバス・ホラー(連作恐怖映画と書きたいところだ)の『夢の中の恐怖』(Dead of Night)(1945年)だろうか。

2007年2月17日(ノアの洪水の日)
 話題@ノアの洪水が起こったのは、2月17日ということだ。そのためか、ここ東京では夕方より雨が降っている。かなり寒い。だが、雪にはならないようだ。暖冬なのだな。

 話題A。ドビュッシーの「海」を聴く。昨日、ちょっと話題になったのだが、改めて聴いてみると良い曲だ。これまであまり聴かなかったのは、印象が薄かったせいだ。

 丁度この時期のドビュッシーの曲は、武満がかの名曲「11月の階段」を書く際に参考にしている。そしてドビュッシーはこの曲のイメージを、葛飾北斎の浮世絵(『冨嶽三十六景』「神奈川沖浪裏」)より得たとのこと(これは昨日教えてもらった)。一端浮世絵として海外に出た「日本の海」が、フランスで音になり、その音を通じて日本の作曲家が「秋」を描くとは、面白い構図だ。武満は「秋」と「海」を、生涯を通じて作曲の大きなテーマに選んでいるからだ。武満が最も愛したのが「秋」。最も憧れたのが「海」なのだ。

 武満は駆け出しの頃、日本ではなく、フランスで大きく受け入れられた。このフランスと武満の関係は、偶然もあろうが、大変興味深い。

 話題B。1903の今日、ジョセフ・パリーが南ウェールズのぺナース(Penarth)にある自宅で死んだ。南ウェールズのマーサー・ティドヴィルで生まれた彼は、9歳から炭鉱で働き始めた。その後、父親と移り住んだアメリカで作曲の勉強を始め、1863年と1864年の2回、アイステズヴォッドで賞を勝ち取った。そうして選んだ詩人名が“Pencerdd America”。すなわち「アメリカのペンケルズ」(註:ペンケルズは宮廷に使えた中世ウェールズ職業詩人の役職)である。賛美歌「アベリストウィス」(‘Aberystwyth’)や初のウェールズ語オペラBlodwenをはじめ、数多くの曲を残した。

 話題C。今日はファラオの呪いの日でもあるそうだ。・・・ 絶句。

 話題D。今日は一日、パソコンの前である。仕事にメール・ラッシュ。そして雑記、と・・・ 。さて、また仕事に戻ろう。現在、日付変更線を越えて午前1時20分である。

2007年2月15日(春一番名付けの日)
 雪も降らないのに、春一番が吹き荒れたようだ。今年はコートを着る機会も少なく・・・ ということはなかったが、それにしても雪を見ない冬は久方ぶりだ。これから春の大雪の可能性もあるのだろうが、地球温暖化の影響か。なお、先日のウェールズの雪で被害を受けたのは、南のほうが中心だったらしい。北のほうではスノードニア山脈が雪雲を通さなかったとのこと! この厳しい山の気候が侵略者を拒み、ウェールズの文化を守ってきたのかと実感する。

 さて私事ながら、CDの旧譜/新譜を問わず、購入を少し控えようかと思っている。何せ、買うだけ買って一度も聴いていないCDが、100枚近くあることを発見したので・・・ 。数回しか聴いていないCDは何枚になることやら。やれやれだ。控えるのもどのくらい続くだろうか。やれやれだ。

2007年2月12日(ペニシリンの日)
 仕事をしつつも、仕事が手につかない。はかどってはいるのだが。心ここにあらず、という感じだ。心配事があるせいだ。やれやれだ。ああ、世間は振り替え休日か。気づかなかった。やれやれだ。

2007年2月10日(観劇の日)
 ウェールズとイングランドは、2月8日からの予想しなかった豪雪の被害にあっている。特に南ウェールズは酷いらしく、600もの学校が休校し、道という道は閉鎖されたとのことだ。加えて9日には、「用事のない人は家に留まるように」と警察が警告を出すほどだ。

 しかしウェールズ人の最大の関心は、「この交通状況でどうやってスコットランド戦の応援に行くか?!」だろう。そう、2月3日に今年もRBS6ネイションズが開幕されたのだ。残念ながら初戦のアイルランド戦は敗退したウェールズだが、10日15:30(現地時間)のスコットランド戦には勝利をおさめてほしいものだ。

 雪に非常に弱いここ東京は反対に、不思議なほど気温が高い暖冬である。昼間など春のようだ。我が家の庭では、若い梅が咲き誇っている。

 どうも世界的に見て、寒暖の差が激しくなっているようだ。よく言われている地球温暖化の影響だろう。警告を発する人は数多くいるが、果たして私たちは地球温暖化を加速させていることだけは、この冬の状況で証明されたのではないか。東京の現状からすれば、一目瞭然である。

 そのここ東京では、歌や旗に関する罰則が厳しくなっている。その状況に反対する人たちもいるが、それを見ていると何とも平和な国だと思う。歌や旗を手に入れたくても、できない民族は数多くいるのだから――。ようやく手に入れた赤い龍よ、球場空高く舞え! 「わが祖父の大地」と「ハーレフの男たち」よ、球場中に鳴り響け!

2007年1月30日(3分間電話の日)
 “Britishness”とは何ぞや?――そのような話題が、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (私たちがいわゆるイギリスと呼んでいる国)で真面目に論じられている。

 イングリッシュネス(イングランド人らしさ)でも、ウェルッシュネス(ウェールズ人らしさ)でも、スコティッシュネス(スコットランド人らしさ)でもなく、ブリティッシュネスらしさとは何か。ゴードン・ブラウン蔵相を中心に、何かと話題に上るジャック・ストロー外相らも含んで、宗教、人種、そして文化、歴史の観点からブリティッシュのアイデンティティとは何かを探そうという動きがにわかに浮上してきた。その動きは、出てきた回答を学校で教えようという所まで進んでいる。

 事の起こりは移民の増加と、それに伴うコミュニティの分化、さらには2005年7月の爆弾テロが引き起こした連合国内での分裂への恐れである。スコットランド独立への動きが、危機感を募らせているのかもしれない。いずれにせよ、彼らがどのような答を出すか、それは非常に興味のあるものだ。しかし――果たして、イングランド人以外の民族がこの話に乗ってくるか。そちらのほうへの関心が、個人的には高い。

2007年1月28日(初不動、初荒神)
 オチのない三大噺。@1月12日にアリス・コルトレーンが死去した。アリスはサックス奏者故ジョン・コルトレーンの晩年を、演奏、私生活ともにわたって支えた。彼女の音楽活動については賛否両論あろう。しかしながら『アゲイン!』(ジャズ好きならばこれでわかるだろう)は、彼女の演奏抜きには考えられない。特にジョンの先妻に捧げられた「ナイーマ」での、ジョンに寄り添うような、それでいて、とまどうような彼女のピアノは白眉である。

 A先ほどより、ウェールズ・エモ・コア・バンドの雄、フューネラル・フォー・ア・フレンドの“HISTORY”を何度も何度も聴いている。歌詞だけでは、1984-85年グレート・ストライキに捧げられたことがわからぬこの曲のサビにある、“Your history is mine”の意味が今までわかりかねていた。何度も聴いているうちに、ひょっとすると“Your”はイングランドのことではなく、自分たちより前の世代、すなわち、実際にグレート・ストライキを闘った南ウェールズの人々のことを指すのではないか、と思えてきた。すなわちこの歌詞は、自分たちがあの時の「歴史/精神」を引き継いでいくという宣言ではないか。ならば、同時にこれは自分たちのウェールズ性の再認識にもなる。詳細な検討の余地ありか。

 Bクラシックで育った人と話していて、改めて気がついた。何とポピュラー・ミュージックは無茶をするのだろう・・・ ! 

2007年1月27日(国旗制定記念日)
 北ウェールズを中心に、£20.00スコットランド銀行札の偽札が出回っているらしい。驚いたのは、捜査を担当しているドルゲライ警察のホット・ラインの番号だ。英語専用の回線と、ウェールズ語専用の回線で番号がわかれている。これはウェールズ語公用語化の一端として喜ぶべきか、差別としてとらえるべきなのか・・・ 。難しいところだ。

 なお、国旗制定記念日とは日本の国旗、すなわち、あと1ヶ月少々すると新聞の紙面をにぎわせる日の丸を制定した日である。1830年のことらしい。国旗に関して未だに様々な意見が交わされる日本だが、ウェールズ国旗のデザインである赤龍が公式に認められたのは、1959年である。これだけ長い期間を耐え忍んできた民族もいるのだ。国旗に関して様々な意見が飛び交うのはまことに結構なことだが、建設的な意見交換をしなければ、進むものも進まないと思う。

2007年1月26日(有料駐車場の日)
 ウェールズは治安が良いことでも知られる。先日発表された統計でも、ウェールズ全体では犯罪の発生率は下がっている。しかしながら、南ウェールズだけは例外のようだ。犯罪の率は前年に比べ、6%も上昇した。

 悲しいかな、映画『ツイン・タウン』の世界が未だ続いているようだ。南ウェールズの多くの地域は、もともと炭鉱で栄えた。しかし1985年、炭鉱夫として生きる誇りさえも国の政策によって奪われたため、町や村は活気をなくし、失業者で溢れた。したがって地域が荒むのも無理はないが、このイギリス全体を包む好景気の恩恵にもあずかれないのだろうか。

2007年1月20日(二十日正月)
 日本の話題。ゆとり教育の見直しなどを含んだ、教育再生会議の第1次報告最終案がまとめられた。ようやく、と思いつつ新聞の記事を眺めていたら、現場の小中高の教員からは反対の声が大きいらしい。いわく、「ゆとり教育で学力が低下することはわかっていたはずだ」とのことだ。それが現実問題となっているのは、自明の理。なぜに改善しようとしない?

2007年1月17日(阪神・淡路大震災記念日)
 試験の採点をしつつ、来年度のシラバスを書く。つまり今年度の締めと、来年度の予定作成を同時に行っているわけだ。もちろん、通常の仕事は並列している。メールも同様。おかげで時間間隔が麻痺してくる。やれやれだ。

 95年のこの日、阪神・淡路大震災で多くの尊い人命が失われた。まさに天災の恐ろしさをみせつけられた日であった。91年のこの日、アメリカ軍を中心とした多国籍軍が湾岸戦争を開戦した。最新大量破壊兵器の威力のすごさをみせつけられた戦争であった。不遜な思いだが、9-11にアメリカを襲ったのが自爆テロではなく大震災だったのならば、アメリカはどこにその怒りの矛先をむけたことだろうか。

2007年1月14日(愛と希望と勇気の日)
 時間の使い方が悪いのか、今も仕事中である。そのような折、ここ数日はクラシックばかりを聴いている。影響されやすいからな。

2007年1月10日(初金比羅)
 12月31日までつめて働いたせいか、年明けてどうもエンジンのかかりが悪い。仕事はしているのだが、明らかにペースが遅い。しかしそれでも今日は学期末試験である。もちろん私は行う側だ。だが、終われば手元に残るは4時間分の答案用紙。寝ている間に採点をしてくれる妖精でもいないかな、と思ったが、非日常的な考えは捨て、一気に採点を終わらせる。寝ていない身には、さすがにきつい。

2007年元旦
 0:09。恒例ともいえるが、2007年も武満徹「弦楽のためのレクイエム」(小沢征爾指揮)を聴きながら明けた。その前はビル・エヴァンスで、更に一つ前はチャーリー・パーカーだった。現在はこれも期せずして恒例だが、ブリン・ターフェル『歓迎しよう/ウェールズに伝わる歌』を聴いている。

 今年は、本当に静かな年明けである。何も聞こえない。初詣に行く人々の足音も、これからのようだ。0:12を過ぎ、ようやく1台の車が走りすぎた。ここ東京の夜では、ウェールズのように満点の星空とはいかないが、それでも、夜空には星が瞬いている。そして雪も、喧騒もない、静かな、静かな年明けである。

 今年も良い年でありますように。まことの平和が訪れますように。今年もよろしくお願いします。




文章:Yoshifum! Nagata
(c)&(p) 2007: Yoshifum! Nagata






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