第2回ウェールズ文化祭のご報告
――2008年3月1日、大阪はドーン・ホールにて――



ご報告
盛況のうちに第2回ウェールズ文化祭が2008年3月1日(聖デイヴィッドの日)13:00〜17:00に開催されました。当日は短い時間にも関わらず、多くの方がご訪問くださいました。この場を借りて(私は主催者ではないですが)お礼を申し上げます。

当日は会場中央にビデオ・プロジェクターを使用したイヴェント・スペースが設けられ、その周囲を囲むように様々なブースが設けられました。

中央のイヴェント・スペースではウェールズのビデオ紹介のほか、カムライグ学会の小池剛史先生によるカムライグ(ウェールズ語)ミニレッスン、大阪の男声合唱団によるミニコンサートが行われました。

ブースでは当サイトの管理人のYoshifum! Nagataによる「ウェールズ・ポピュラー・ミュージック」や小池剛史先生による「ウェールズ語(カムライグ)」のほか、留学案内やウェールズ・グッズの販売、ウェールズのウィスキー試飲コーナーなど盛りだくさんの内容でした。来場できなかった方、残念でした。

ウェールズ・ポピュラー・ミュージック
滅多に人前に姿を現さないYoshifum! Nagataは早朝に家を出て、新幹線で大阪へ。担当したのは、ウェールズのポピュラー・ミュージックの紹介。ポップスに限定せず、ロックやテクノ、ヒップ・ホップからフリー・ミュージックまで幅広い内容を紹介しました。

ブースには現地で撮影したウェールズ人音楽家の写真を張ったのみならず、会に用意してもらったノートパソコンで当サイトの閲覧や、ポップ・カルチャー学会編学会誌『APOCS』で発表した論文「歌の国ウェールズと現代ポピュラー・ソング」の改訂・要約版の無料配布を行いました。

極めつけはDVDを使用した、ウェールズのポピュラー・ソングの紹介(約70分)。これは4つのパートにわけ、パート1が「ウェールズのディーヴァたち」、パート2が「ポピュラー・ミュージック(ポップス、ロック、ヒップ・ホップ&クラブ・ミュージック)」、パート3が「1984年グレート・ストライキとその後」。そしてパート4が「新しい夜明け――新しいハープ音楽」。懐かしい映像から、レアな映像まで含め、これを観れば現代ウェールズ・ポピュラー・ミュージックの背景から実際までがわかるとう仕掛け。


大阪ドーン・センター

ブース全景

ブースで飾られた写真


聖デイヴィッドの日?
今回、文化祭が行われたのは聖デイヴィッドの日。これはウェールズの守護聖人である聖デイヴィッドの命日にちなみ、祀る日です。この日はかの地ウェールズでは、聖デイヴィッドを祝い、様々なイヴェントが行われます。聖デイヴィッドに関してはこちら

事前宣伝文
以下は開催前の宣伝文です。

大阪は天満橋ドーンセンターにて、2008年3月1日(土曜日)に関西ウェールズ会主催による
第2回ウェールズ文化祭
が行われます! 3月1日と言えば、ウェールズの守護聖人である聖デヴィッドの日です。
本国ウェールズでは毎年この日に、民族衣装を身にまとったウェールズ人たちがウェールズ語で
聖デヴィッドを祝います。

... a concert would be held instead of lessons [in school],
and a play in the town hall in the evening. Many were surprised
to learn on such days [i.e., every St.David Day] that a good
number of the [school]staff could speak Welsh, ....
(R.S.Thomas, Autobiographies: 32)

学校では授業の代わりにコンサートが催され、夜には町の公会堂で劇が演じ
られたものだった。聖デヴィッドの日には、学校のとっても多くの教職員がウェ
ールズ語を喋られることに、多くの子どもたちが驚かされた・・・ 。
(R.S.トマス、『自伝』より)

その日に一緒にウェールズを日本で体感しませんか? 
一緒にウェールズの聖人、聖デヴィッドを日本で祝いませんか?

不肖Yoshifum! Nagataもウェールズの有名人(ポップ・ミュージック)のブースを担当します。
ウェールズのポピュラー・ミュージックをDVDで紹介します。
マニック・ストリート・プリーチャーズやステレオフォニックスから、あんなアーティスト、こんなアーティストも!

当日、会場でしか手に入らない貴重なモノ(先着順ですが)も用意しています。是非、ご来場ください。


  ※パンフレットを公開していましたが、期日を過ぎましたのでサイトから削除しました。間違いなどを防ぐためです。ご了承ください。







ウェールズ?! カムリ!
写真と文章:Yoshifum! Nagata
(c)&(p) 2008: Yoshifum! Nagata








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