ウェールズに行く
――ウェールズ旅行・交通編――

A fool wanders, the wise travel (Welsh Proverb)
愚者はぶらつき、賢者は旅をする (ウェールズの諺)




注意!:これらの情報には正確をきしておりますが、個人の責任において使用してください。万が一そちらが損害をこうむった場合、当方では一切責任を負いかねます。ご了承ください。



ウェールズ入国
空路と陸路
カーディフ国際空港
 ウェールズに飛行機で行く場合、2011年の時点では、日本からの直通便はない。南ウェールズのカーディフ空港(Cardiff International Airport)ならば、オランダ航空(KLM)を使えばアムステルダム乗り換えで行くことも可能だ1。詳細は航空会社か旅行代理店に尋ねてほしい。昼ごろまでに出発の便ならば出発日の夜には到着できるので、すぐに行動に移せる利点はある。

 またカーディフ空港には、ロンドン、パリ、ダブリン、ベルファースト、エディンバラからも飛行機が乗り入れる定期便が運航されている(2010年2月現在)。詳しくはカーディフ空港のサイトを参照してほしい。

 カーディフ空港は郊外にある。そのためカーディフ中心部へは、移動が必要。ブリットレイルのカーディフ中央駅(Cardiff Central)へは、列車もしくは路線バスが出ている(2011年8月現在)。詳しくはカーディフ空港のサイト、列車を運行しているArriva Trains Walesのサイト、および、路線バスのサイト(日中の移動はこちら、月曜日から土曜日の夕方はこちら)を参照のこと。またカーディフ空港では、レンタカーを借りることもできる。

イングランドの空港
 イングランドの空港を使う場合、空港からウェールズへは電車やコーチ(大型バス)、またはレンタ・カーなどが足となる。成田空港から発つ場合、一番便利なのは、やはりロンドンのヒースロー空港だろう。同空港からロンドン中心部のパディントン駅までは、地下鉄でも1時間かからない。地下鉄よりは料金が高いが、ヒースロー・エクスプレスを利用すれば15分で同駅に着く。なお同駅は、ロンドンの中でも最も大きなターミナル駅のひとつ。南ウェールズ行きの電車が、ここから出ている。

 到着早々であまりお勧めはしないが、同空港ではレンタカーを借りることも出来る。自動車専用道路(Motor Way)のM4を使えば、ヒースロー空港からカーディフまでは225キロ。約2時間ほどの距離だ。そのためカーディフに向う場合、ヒースロー空港で降りてすぐにレンタカーを借りることを勧める人もいる。確かにイギリスは高速道路が発達しているが、自分の経験や体力と相談してからでも遅くはない。時差ぼけや疲れのために、到着早々事故を起こしては、目も当てられない。急ぐ旅でなければ、到着した日は宿で体を休め、翌日ウェールズに向ったほうが余裕がもてて良い。

 成田からロンドン・ヒースロー空港まで、直通便なら約13時間で到着する。成田空港からの直通便はヴァージン・アトランティック航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、全日空が運営している。価格は季節によって異なるが、5月だと10万円から11万円、7月になると13万円以上。8月の最後の週は若干安くなり、16万円ぐらいからある(いずれもエコノミー・クラス、2003年の料金表より)。ヴァージンとブリティッシュ・エアウェイズは2011年8月現在、復路便のリコンファームが必要無い。
ブリティッシュ・エアウェイズ
(撮影:2006年成田空港にて)
ヴァージン・アトランティック航空
(撮影:2002年成田空港にて)



オランダ航空(KLM)
(撮影:2007年成田空港にて)

 エアロフロート・ロシア国際航空も乗り換えはないが、モスクワ経由となり、所要時間が15時間になる。

 中部ウェールズに向う場合は、国内線と国際線の両方が乗り入れるバーミンガム空港が近い。ただし成田からの便は、オランダ航空(KLM)のみとなる。運航日が決まっているので注意が必要。空港からバーミンガム・インターナショナル駅(Birmingham International)か、バーミンガム・ニュー・ストリート駅(Birmingham New Street)へ出て、そこから電車でウェールズに入る。なおバーミンガム・ニュー・ストリート駅からロンドンの中心部は、2〜3時間ほどである。

 マンチェスター空港は、北ウェールズに近い。この空港には、イギリス国内線のほか、ヨーロッパ主要都市からの直行便の乗り入れがある。成田からの場合、ブリティッシュ・エアウェイズ乗り継ぎで行くことができる。

飛行機の窓(エコノミークラス)からの眺め
左→右:ロシア上空(2006年)、雲海(2005年)、太陽と雲(2007年)

1 ... 成田空港から出発の場合、成田→アムステルダム→カーディフ空港と経路で行くことができる。また、成田→パリ→アムステルダム→カーディフとパリを経由するルートもある。
海路
ホーリーヘッドに停泊するフェリー
 日本から船の直行便はない。しかしアイルランドからは、ウェールズに向けてフェリーの便がある。南ウェールズならば、スウォンジー(Swansea)、ペンブローク(Pembroke)、フィッシュガード(Fishguard)の港が利用できる。

 北ウェールズへは、ダブリンからホーリーヘッド(Holyhead)行きのフェリーが出ている。これにはダブリン・フェリー・ポートから出ているアイリッシュ・フェリー(Irish Ferry)の便と、ダン・レアリー(Dan Laoghaire)港から出ているステナ・ライン(Stena Line)の便とある。詳しくは各運行会社のサイトを参照してほしい(「ウェールズ・リンク集――2.旅関連のサイト(英日混合)――」にリンクが張ってあります)。なお、ダブリンからダブリン・フェリー・ポートまではバスかタクシー、ダン・レアリー港まではDARTと呼ばれる電車で向かう(港は駅にほぼ直結)。

 またダブリンからは、ウェールズではないが、イングランドのリバプールまでのフェリーも運航されている。ここから列車でチェスターを経由して、北ウェールズ、もしくは中部ウェールズに入ることも出来る。

ウェールズ国内交通
鉄道(ブリットレイル)
 イギリスの鉄道はブリット・レイルと呼ばれる。かつては国営だったが、現在では民営かされ、路線によっては数社が参入しているところもある。

北西ウェールズ(クリケッス)からロンドンへと向うブリットレイル
 ウェールズ内の鉄道路線は、大きく分けて3路線である。いずれもロンドンを起点としており、南ウェールズに向う路線、中部ウェールズから北ウェールズのスリーン半島まで行く路線、北ウェールズのホーリーヘッドまで結ぶ路線である。これらの路線を繋ぐように、中部ウェールズと北ウェールズを結ぶ路線、中部ウェールズに最も近いイングランドのシュールズベリーから南ウェールズへと結ぶ路線もある。しかしながら、ウェールズ内でこれら全ての路線が交差することはなく、そのため、南ウェールズから北ウェールズへと電車のみで向おうとすれば、一旦イングランドに出て、電車を乗り換える必要がある。

 切符を購入する場合、駅に窓口があればそこで購入する。この際、大きな駅では、並ぶことは覚悟しておいた方がいいだろう。

 窓口や駅事務所がない駅では、列車に乗ってから車掌に目的地を告げて切符を購入する。どちらの場合も、各種割引切符を買えるので、両方の値段を聞いてから切符を購入した方が良い。それというのも、場合によっては往復割引の料金が、片道券より安くなる場合があるのだ。

中部ウェールズのウェルッシュプール駅
 客車は1等車(1st class)と2等車(standard)に別れており、切符を購入する際、そのどちらかを選ぶ必要がある。特急料金の設定はないが、使う時間帯や往復割引の形態によってかなり料金に差が出てくる。そのため通勤時間に片道切符(single)を購入すると、往復割引(return)の切符よりも高いことがある。また列車が乗り放題の期間限定ブリットレイル・パスなどの割引券もあるが、これは日本で旅行会社を通じて手配する必要がある。

 席はオープン・サロン形式の4人掛けが多い。2等車でも予約席があるので注意。

 中距離以上の列車では、車内トイレや車内販売もある。トランクの置き場は、乗降口近くにある場合が多いようだ。


狭軌鉄道(Narrow Gage Railways)
 別名、「偉大なる小型列車」(Great Little Trains)とも言う。全部で9路線あり、そのどれもが蒸気機関車(右写真:ウェルッシュプールとスランヴェアー鉄道(撮影:2002年8月))による運行で、保存/観光目的で運営されている。そのため、そのほとんどは季節運行である。ウェールズの豊かな自然を楽しみながら、優雅に走る蒸気機関車に揺られる旅は、「ゆとり」を求める日本人に最も適した旅かもしれない。その詳細は、Great Little Trains of Walesへ。

 また、これ以外にも5路線が独立会社により運営されている。Fairbourne and Barmouth Steam Railway、Gwili Railway、Llangollen Railway、Snowdon Moutain Railway、Teifi Valley Railwayである。


フェスティニオグ鉄道
(撮影:2004年9月)

高速バス(コーチ)
 長距離を走る高速バスは、コーチ(Coach)と呼ばれる。料金が電車に較べて安く、様々な方面に路線がある。予約指定席制のものもあるので、事前に電話か公式ホーム・ページGo By Coach.comなどで確認しておいたほうが良いだろう。電車の便がない方面にも路線があるので、車のない人の足代わりとなるが、難点は本数が少ないことと、時間がかかることだ。

インターネットによる事前予約(Advance)の利点
 乗り合いバスやタクシーでは必要がないが、ブリットレイルや高速バスでは事情が異なる。特に最近(2006年以降)では、その利点は以前と随分異なるようだ。

 ここ数年の改正により、イギリス国内の鉄道事情は特に料金の面において、変化がある。往復券でもCheap Day Return、Saver、SuperSaverの種類がある上、場合によっては使える時間帯が制限されている場合もあり、複雑極まりないのは以前と変わりがない。ただし以前のように、往復より片道券が高価になるという現象は、少なくなっているように思える。

 ここ最近、料金の面において顕著なのが、事前予約の有無によって料金に差が生じることである。2007年9月には、このようなことを経験した。カーディフからロンドンまでを、前日にインターネットで検索した。£10.00であった。だがチケットを予約しなかった。そして当日、予約なしでブリットレイル駅のチケット・カウンターで料金を聞くと、£53である。何と5倍の料金である。

 これはもちろん、ウェールズに限ったことではない。同じく2007年の8月に、シェフィールドの駅からスコットランドのグラスゴーまでの列車のチケットを当日に求めたところ、£81.00であった。

 このように事前予約の有無によって、料金にかなりの差が出るのが、ここ数年のブリットレイルの傾向なのである。ただし事前予約の際には、前売り券購入と同じく、日付と時間の指定が必要だ。旅行では、これが他の交通事情などから中々事前に決められないこともあり、料金と予定との間でもどかしい悩みがつきまとう。

 高速バスも事前予約を行ったほうが、安価である。また高速バスの場合、時期や時間によって料金の変動が激しい。2007年9月の時点で10月の料金を確認したところ、カーディフからロンドンまで何と£1.00という破格値があった(要事前予約)。モバイル(携帯電話)のネット機能を利用した予約方法もあるので、各バス会社のサイトを参照してほしい。

 同一の目的地まで向かうならば、列車よりも高速バスのほうが安いのは各国共通だ。ちなみに先と同じく2007年9月にカーディフからロンドンまで高速バスで向かった場合、当日、予約なしで£20.72だった。乗車時間は列車より1時間多く3時間かかるが、私が高速バスを選んだのは述べるまでもないだろう。

乗合バス
 ウェールズでは、乗合バスがかなりの路線をもっている。バスと電車を乗り継げば、大抵の観光地は行くこと出来る。ただし、季節によって運行時間が異なる場合も多く、その詳細は運行のバス会社や観光案内所に尋ねてほしい。

 左の写真は、カーディフ・セントラル駅前にあるバス・ターミナルに停車中の乗合バスとその乗り場。2004年8月に撮影。


タクシー
 カーディフやバンゴールなどの大きな駅近くでは、タクシーの待合所を見たことがあるが、それ以外では見たことがない。この場合、電話で呼ぶことになる。店や宿、または観光案内所に頼めば、大抵、手配してくれる。

 料金が後払いなのは、日本と一緒だ。だがイギリスにはチップの習慣がある。釣銭をもらった後に、チップを払うのを忘れないように。もしくは、“Keep changes”(釣りはいらないよ)と料金より多めの金額を払ってもいい。

道路/交通法規
 イギリスの道路では、車は左側通行、人は右側通行である。即ち、日本と同じ。人が優先なのも日本と同じだが、家畜(牛、馬、羊など)も同様に優先される。羊の群が道路を渡っている場合、車は待たなくてはならない。




お牛様のお通り
(上:2004年、下:2006年撮影)

 制限速度(speed limits)は、Mで表記される高速道路(motorways) が70mph。Aで区分される道路には、大まかに言って数字の桁で2種類に分かれる。A1〜99までの2桁の道路で、中央分離帯のある片側2車線の道路(dual carriageways)が70mphで、それ以外のAの道は60mphとなる。ただし標識などによって、50mph以下に制限されているところもある。Bと呼ばれる狭い道路も60mphだ。だが町や村の中心部など建物が密集している地域では、30mphとなる。

 スピード・カメラ(下参照)のほかに、スピード・オーヴァーを警告してくれる自動速度計測装置がある。それを見る限りでは、制限速度よりわずか数マイル超えただけで、反応している。気をつけよう。

 違法駐車は厳禁。違反の場合は罰金刑の他、車輪止めをはめられたり、車を移動される場合もある。

 駐停車に関する主だった道路表記は、次のようなものだ。道路上の赤の二重線は駐停車禁止、黄色の二重線は駐車禁止の印である。また横断歩道とそれを挟むジグザグの白線内は、駐停車禁止となっている。黄色の単線は、表示されている時間内は駐車禁止の印だ。一方、黄色の破線は、一定時間内ならば駐車可を意味する。また、青地に白の字でPと書かれた標識のところは、駐停車可だ。

 ただし路上駐車が他の車や歩行者の迷惑になるのは、何処の国でも同じである。駐車場を利用しよう。有料の駐車場では係員の指示に従うか、チケット自動販売機でチケットを購入し、フロントガラスのところに張る。


駐車チケットの購入と提示を求める看板

 大まかな交通法規は、日本と変わらないと考えてもよいだろう。ただし速度違反に対する罰則や、シートベルトの着用義務は日本よりも厳しい。無人式速度取り締まり装置(いわゆるオービス)は、イギリスの道路にも設置されている。日本と異なるのは、それの存在をあらかじめ警告する標識(写真;2006年撮影)があることだ。右の写真は二重表記がついているが、図柄だけの標識のほうが一般的である。

 前部座席におけるシートベルト着用義務はもちろんのこと、14歳以上であれば後部座席であっても着用義務がある。飲酒運転はもちろんご法度だ。飲んだら乗るな、は、日本と一緒である。


 詳しくは、イギリスでのドライヴ事情を参照のこと。

 マイルなどの度量衡に関しては、旅情報の度量衡の欄を参照のこと。

 交通法規について詳しくは、The Highway Code(英語)を参照のこと。これはイギリスの本屋で購入可能。The Highway Codeをインターネットで参照したい場合には、運輸省の管理する公式ページを参照のこと。

交通標識(一部)
 十字路やT字路など交差点の手前で見かける交通標識。前方の交差点で交わる道路が優先道路であることを意味する。すなわち自分の進行方向にこの標識があった場合、交わる道路をくる車両に優先権がある。日本の一時停止に相当。ただし完全に一時停止しなくても良い。


 道路が一方通行であることを意味する。逆走は禁止。
 このように青の下地に白で指示が記されている標識は、「左折」や「一方通行」など肯定を意味する。


 車両進入禁止を意味する。
 このように赤の丸で囲まれた標識は、禁止を意味する。


 二車線(以上の)道路が、一車線になることを示す標識。道の構造により注意を促すものもあるが、道路工事などで一車線が使用不可能となる場合にも使われる。


 “P”はparking lot、すなわち、駐車場を意味する。これは街中などで駐車場の場所を指示する看板だ。駐車場には、短時間利用用と長時間利用用と駐車時間によって利用者を限定する場合もある。たとえば下段の“Short Stay”は短時間利用を意味する。決まりはないが、2〜3時間までを目安と考えよう。上段の“Long Stay”はその逆。長時間駐車場を利用する車のための駐車スペースである。


 標識中、下の図は速度自動取り締まり機の存在を警告する図柄。この標識では、走行車が速度制限を超えて走行している場合、上部の電光掲示板で「速度落とせ(Araf / Slow)」と警告する。このほか、走行速度を数字で表示し、速度軽減を促すものもある。


 「スピード落とせ」の意味。ウェールズでもっとも有名な標識。ある種、ウェールズの象徴。


ガソリン・スタンド
 イギリス英語では、ガソリンをpetrolと言い、ガソリン・スタンドのことをpetrol stationと言う。ガソリン・スタンドのことをgarageと呼ぶこともあるが、これは、修理もできるところを指す言葉のようだ。

 イギリスのガソリン・スタンドは、全てセルフ・サーヴィスである。給油の方法は、以下の通り。

 まずは機械に車を横づけする。この際、車の給油口が左右どちらについているか、事前に確認しておくこと。次にノズルの表示でガソリンの種類を確認し(無鉛はunleaded、ディーゼルはdiesel)、自分の車にあったガソリンを選ぶ。

 ガソリンの確認が済んだら、車の側面にある給油口を開け、ノズルをそこに差し込む。後は引き金のようなスイッチを握れば、給油される。日本のそれと同じで、満タンになれば自動的に給油は停止するので安心だ。

 機械が停止したらノズルを機械に戻し、給油口をしっかりと閉めよう。給油が終れば、店の中のカウンターで機械の番号を告げ、支払いを済ませる。大抵のスタンドで、現金でもクレジット・カードでも支払いは可能なようだ。

 店には地図などの他、飲み物や雑誌、菓子など様々な商品を扱うところもある。ATMも最近では大抵あるようだ。24時間営業している店舗もあり、日本のコンビニエンス・ストアーのような役割も果たしている。


ドラゴンをマークにしたウェールズならではのガソリン・スタンド。
(撮影:2007年9月、Machynllethにて)


電灯
 イギリスの夜は基本的に暗い。環境を守るために、ネオンや街灯の灯火規制が行われているためだ。郊外や田舎では、全く電灯のない土地もある。そのため夜道の運転では、注意が必要。

車各部の名称
 イギリス英語とアメリカ英語、ウェールズ語、そして和製英語では車の部品の名称が異なる場合がある。そのいくつかを列挙してみる(註:ウェールズ語は筆者のわかるもののみあげました)。

日本語/和製英語イギリス英語ウェールズ語
前面部
フロント・ガラスwindscreensgrin wynt
方向指示器(ウィンカー)indicator-
フェンダー(泥除け)wing-
サイド・ミラーwing mirror-
ワイパーwindscreen wiper-
後部
後部ガラスrear window-
後退灯reversing light-
反射板reflector-
テイル・ランプrear light-
アンテナ(ラジオの)aerial-
車内
ハンドルsteering wheelolwyn lywio
バック・ミラーreaview mirror-
ギアgear stickger
バック(ギアの)reversebacio
アクセルacceletorcyflymu
燃料ゲージfuel gauge-
走行距離計mileometer-
レンタカー
借りる前・予約
 レンタカーを借りる場合は、日本に営業所のある会社をお勧めする。ただしワン・ウェイ・レンタル(借りる営業所と返す営業所が違う借り方)の場合、料金設定がないなどの関係から通常の倍以上の金額を請求する会社が2007年になって出てきた。この場合、現地(イギリス)のサイトを通じて同様の条件で申し込むと、半額以下の値段が算出されることがある。当のレンタカー会社に確認したところ、この値段はイギリス在住者への値段設定であり、外国人の場合、この値段設定では借りられないとのこと。

 現地の会社のほうが安い場合がある。だが保険が不備な場合もあり、あまりお勧めは出来ない。万一トラブルがおきた場合の手続きや交渉の煩雑さを考えれば、日本に支社のある会社の方が多少は高くても安心だ。

 旅行で使用する場合は、あらかじめ予約をしておいたほうが無難だ。予約は日本の代理店を通すか、インターネットで直接必要事項を入力/送信することで行うことができる。自分で予約を行う場合は、営業所の住所や所在地を記した地図(ない場合は、地図検索サイトで住所から検索する)、電話番号、営業時間などを必ずメモしておこう。また借りる場所と返す場所が異なる場合は、返す営業所のほうも忘れずに。

借りる際・国際運転免許証
 レンタカーを借りる際には、国際運転免許証(有効期間1年)の提示が求められる(法律上では、イギリス入国後1年間は、日本の運転免許証で運転できることになっている)。そのため、出国前に自動車試験場で手続きをして、国際運転免許証を交付してもらう必要がある。なお、国際免許証の申請の場合には申請書のほかに写真と手数料が必要で、申請窓口では運転免許証とパスポートの提示が求められる。しかしながら2011年8月現在、試験はない。詳細は、自動車試験場もしくは最寄の警察所に。

 車を借りる際は、まず、外傷(時には車の内側も)がないかどうか必ず確認すること。前の客がつけた傷であっても、運転前に申告しておかねば、返却時に修理代を請求されることもある。私の場合、営業所のカウンターで受けた説明とは異なる場所(具体的にはボディの反対側)に傷がついていたことがある。もちろん車のマニュアルもついている(大抵、ダッシュボートに入っている)が、車(特に車内)の操作方法でわからないことがあれば、借りる時に聞いておこう。

ガソリンの確認
 忘れがちなのがガソリン(petrol)の種類の確認だ。大抵の場合、無鉛(unleaded petrol)とディーゼル(diesel)のどちらかだ。借りる際に確認しておいたほうが良い。

カーナビ、もしくは、GPS
 カーナビは直訳すればCar Navigation SystemもしくはAutomotive Navigation Systemである。しかし通常は、GPS(※GPS Navigation Systemの略)と呼ばれる。レンタカー会社によっては、オプションとして別料金で貸し出している。イギリスのGPSは、都市名や郵便番号を入力し、ルートを検索するものが多いようだ。

 だがGPSの装置そのものを持っていない営業所や出張所もある。インターネットを通じてGPS装置を予約した場合(車種等の予約の場合に、GPS装置にチェックを入れた場合など)でも、現地のオフィスについてから「うちにはない」と断られる場合もある。筆者の場合、ウェールズではないが、ヨーロッパの他の国でそのような経験をした。こちら側で注意の仕様もないことだけに、何とも腹立たしい。

その他
 余談ながら、窓等の汚れが気になる人は、タオルなり雑巾なりを1枚持参したほうが無難だ。それというのも、前の借主が返却したままの状態で車を貸すことがあるからだ。実際に私もこれは経験したし、私が車を借りる手続きをしている間、私より先に手続きをした人の車の返却が遅れたために、待っているのを観たことがある。

実際にレンタカーで走った感想
 これまで合計6回、レンタカーでウェールズを走ったことがある。その時、まず気づいたのは、「こちらの車はドライバーの走れる速度で走る」ということ。制限速度を大幅に無視し、飛ぶように走り去る車もあれば、制限速度以下で悠悠自適に走る車もある。後者の場合でも、決して後続車が後方からクラクションを鳴らすなどして、煽ることはない。もし前の車が自分の車より遅い速度で走るならば、後続車は追い越しができるところまでひたすら待つ。そして、抜けるところで抜き、走り去るのである。

 もうひとつ気づいたのが、右折の速度である。ウェールズでは右折の場合、明らかに対向車がいなくても、ほとんど停車寸前まで速度を落としてから右折する。道路の中央で完全に停止した後、右折を開始するが多い。このようなわけなので、日本、特に東京で運転しているつもりで「対向車がいないから、すぐに曲がるだろう」と予測運転をし、前方の右折車に後方より近づくと、慌ててブレーキを強く踏まねばならぬことがある。

 また現地の人は、ブレーキが遅い。遅くて、急ブレーキが基本。日本に較べ速度が出ていることも影響しているのかもしれないが、とにかく注意が必要だ。

 日本、特に、東京など大都市部で普段生活している人は、現地の信号の数に驚かれるかもしれない。信号はほとんどない。かなり交通量の多い交差点でも、“Give Way”かラウンドアバウトである。

 他にも気づくことは多い。例えば、環境に配慮するためであろう、イギリスの人はアイドリングをしない。わずかな停車でも、すぐにエンジンを切る。道を聞けば、車を停めてでも親切に教えてくれる。それから、観光案内所ではかなり離れた場所でも、詳しく道案内をしてくれる。都市部では平日の17:00を過ぎた瞬間に渋滞を起こす。週末はたとえ車両専用道路(Mなど)でも渋滞する。都市部や村の中心などを除けば、特に郊外を走る道路では無料の駐車帯が多く見受けられる。車を停め、丘や森などの美しい自然の写真を撮っていると、走り去る車のドライバーがクラクションを鳴らし、窓から手を振って歓迎してくれる・・・ など。





ウェールズ?! カムリ!
写真と文章:Yoshifum! Nagata
(c)&(p) 2003-2013: Yoshifum! Nagata




主要参考文献
The Green Guide: Wales, (Michelin Travel Publications, 2001)




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