ケルトの旅ガイド

――朝日カルチャー・新宿教室 2016年8月5日より5回――






出版月シリーズ最高の売り上げを記録し話題をさらった、『ケルトを旅する52章 イギリス・アイルランド』の著者が、ついに朝日カルチャーに登場!!

2012年1月に出版され、賛否両論を巻き起こしながらも、現在も強く支持されている『ケルトを旅する52章 イギリス・アイルランド』(エリアスタディーズ 94)(明石出版)。

その著者・永田喜文が、5回に分けて皆さまをケルトの世界の旅へご招待いたします!!



大学院時代にはケルト研究・妖精学の井村君江先生にも師事したことがある、自他ともに認めるウェールズ研究の第一人者であり、ケルト文化に造詣の深い永田喜文が、
朝日カルチャー新宿教室でケルト文化についてレクチャーをいたします。

2014年のスコットランド独立の国民投票、2016年BREIXT(イギリスのEU脱退)で俄然注目を集めている“連合王国”イギリス。

その構成国/地方であるスコットランド、ウェールズ、コーンウォール、そして北と共和国に分かれるアイルランド。これらは悠久の昔、ヨーロッパ大陸から渡ってきたケルトの民が開いた国がもとになっています

現在は政治的状況から、王国、地方自治体、共和国などその立場は様々にわかれていますが、
現在でもその独自の“ケルト文化”を受け継ぎ、その独自性と民族アイデンティティを誇っています。


このレクチャーでは、これら誇り高き民族と、そこで育まれた独自文化を写真、現地での録音物、現地の方々へのインタビュー音声などから多角的に紹介していきます。


これらの情報は、全て講師を務める永田が自ら現地に足を運んで集めてきたものばかり。

足かけ10年以上かけて収集した情報の一部は、先の『ケルトを旅する52章』の他、『ウェールズサウンド紀行』(アルク、2005年)、『イギリス&アイルランドサウンド紀行』(アルク、2006年)、共著『ウェールズ語の基本』(三修社、2011年)、共著『イギリス文化事典』(丸善出版、2014年)、共著『新自由主義は文学を変えたか―サッチャー以後のイギリス』(法政大学出版局、2008年)や12年も続く弊サイト『ウェールズ!? カムリ!』でも紹介してきました。


今回のレクチャーでは、最新のものも含め、これまで紹介していない数多くの未発表の写真や音源を使用します。またとないチャンスです!!

日時は2016年8月5日、19日、26日、9月2日、9月16日の金曜日全5回。
いずれも時間は18:00より19:30まで。

受講料など詳しくは、朝日カルチャーのページをご参照ください。

講 義 内 容
日付対象国・地域内容
8月5日スコットランド & 島々
  • ケルトとは何か――“ケルト”という民族意識
  • Edinburgh ―――Edinburgh Festival /キルトとバグパイプ
  • Pict or Celt?
  • ロウランド、ハイランドそして島々――聖コロンバの足跡から島伝いに北へ、島とハイランドの育んだ独自性
8月19日ウェールズ
  • 旅の移動手段/カーナビ vs Sat Navi/観光案内所
  • ウェールズの南――港と丘陵地帯が生んだ文化・合唱
  • ウェールズの西――カーマーゼン、聖デヴィッド、ペントレ・イヴァン
  • ウェールズの北――遺跡と伝説の宝庫
8月26日コーンウォール
  • ケルトの意識
  • ブリテン島西南端のアーサー王伝説とブルターニュへの移民
  • 遺跡がいっぱい/散らばる小さい十字架群
  • 銅山とコーニッシュパイ
9月2日アイルランド共和国
  • 海を渡って――ゲール人/ゲール語への意識
  • ダブリンという都市/ダブリン周辺には遺跡がいっぱい
  • ダブリン、コーク、もう一つの歴史
  • 西から海岸沿い線沿いで北へ――ディングル半島のビーハイブハット、アラン島とバレン、スライゴ―とグレンコーマイル
9月16日北アイルランド
  • 布教は北アイルランドから(ダウンパトリック)
  • アルスター英雄譚と伝説の地
  • プロテスタントとカトリック――ベルファストのミューラル
  • ロンドンデリー、デリー、レジェンデリー/過去、今、そして未来

※講義内容は予告なく変更する場合があります。ご了承ください。


皆さまとお会いできますこと、まことに楽しみにしております! 
空席があるうちにお早めにお申し込みください!!





余談ながら永田喜文が人前に出ることも、かなり稀です(笑)。
またとない機会をお見逃しなく!!
2016年07月18日
Yoshifum! Nagata


スライドショウ






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