随想もしくは雑記
――ウェールズに関する、あるいは、ウェールズに関係ない、筆者の雑念・2021年度版――



2021年12月31日
 仕事の合間に、4Kテレビをつけた。紅白歌合戦をやっている。あれ? おかしいな。4K放送は、映像だけでなく、音まで良いはずだ。流れてくる歌、筆舌にしがたいほど悪い。それも1曲じゃない。何曲も、だ。連続している。テレビ、故障したか?

 皆様、良いお年をお迎えください。

  2021年11月06日
 包丁が握れないままでは、この先、どうなるかわからない。そこで意を決して、新しい包丁を買うことにした。とはいうものの、ペティナイフか何かにしようと思っていた。

 目に入ってきたのは、グリップがゴム製樹脂の包丁。しかも刃がセラミック製。これは良いかもしれない。店員に事情を話し、説明をうける。良さそうだ。

 そしてセラミック製の包丁を手に入れた。かぼちゃなど分厚く、固いものは刃こぼれの危険があるため切れないが、実際に使ってみると、意外に様々な食材が切れる。むしろ、鋼の包丁より切りやすいものもある。何より、刃そのものが軽いのが良い。そして、ゴム樹脂製のグリップが滑らないのが、最高に良い。

2021年11月03日
 包丁が、まだ、握れない。

2021年10月29日
 未だ元患部に刺激を与えると痛む。

2021年10月23日
 抜糸。跡が残る。

2021年10月19日
 トラウマ。包丁が怖い。洗っていた時の事故だったが、調理そのものにも影響がでてきた。

 何しろ、包丁が握れない。代わりに、ステーキなどを切る時に使うナイフを使っている。野菜ひとつ切るのに、時間がかかる。ニンジンなど硬い野菜はもとより、みじん切りや薄切りなどができない。不便極まりない。だが、不思議なもので、できることが多くなってきた。

2021年10月15日
 肉体的痛みよりも、精神的な傷のほうが大きい。

2021年10月14日
 眠ってしまう。修復には、莫大なエネルギーが必要なのだ。そう実感した。

2021年10月10日
 包丁を洗っている時だった。包丁がぐるん、と宙で回った。

 右手人差し指に刃が当たる。思わず、痛いっ、と手を引いた。それが良かったのか。包丁は跳ね返った。そしてシンクに落ちた。

 刃は脂肪の層まで達した。

 血が滴り落ちる。何とか、タオルで抑える。

 
 救急病院へ。数針縫った。

2021年09月09日
 手を洗う。

 昔からよく手を洗う人だった。

 食事の支度をする前。料理の最中は幾度となく。例えば魚に触った、肉を切った、材料をあえた、調味料が手についた、冷蔵庫を開ける、等々。

 コロナ禍になった。おかげで回数が大幅に増えたか? そうでもない。

 帰宅後、手を洗う。2回。荷物を置いて、まず手を洗う。部屋着に着替えて、手を洗う。この2回。時計を見ながら、たっぷり30秒は時間をかける。

 手を頻繁に洗うのは、手の皮膚が弱いからだ。ベースを弾く(弾いた)のに、である。

2021年09月23日
 新型コロナ(コロナ19)が日本上陸してから約1年と8か月。

 1回目の緊急事態宣言が発令(2020年3月13日成立、4月7日に東京など7都道府県に発令、4月16日に全国に拡大)して以来、約1年と6か月。

 生活は一変した。人とのつながりが断絶し、家で仕事をするのが普通になった。

 数か月前までは、コロナ19が終息したら、と思っていた。

 数日前には、コロナ19は終息するのだろうか、との疑問がよぎった。

 今は、コロナ19は終息しないだろう、と確信するに至った。













文章:Yoshifum! Nagata
(c)&(p) 2021: Yoshifum! Nagata






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